季節の変わり目に体調を崩す原因とその対策

1 季節の変わり目で体調を崩す原因とは？
2 特にどのような症状が出やすいか？
3 症状を改善する方法
4 そうならないための対策は？
5 まとめ

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林祐子

やましろ接骨院本院院長：株式会社ビグス

やましろ接骨院本院・院長柔道整復師になり１０年以上の現場経験を持っています。まだまだ未熟ですが、怪我をした時や、困った時にまず第一選択肢として、やましろ接骨院を頼ってもらえるような院にするために日々、患者さんの施術にあたっています。また、女性院長ならではの対応を心がけています。女性にしかわからない悩みなどなにかあった時には頼ってください。柔道整復師にしかできないことを、患者さんに還元していきます！！

季節の変わり目で体調を崩す原因とは？

季節の変わり目に体調を崩す原因は、主に以下のような要因が関与しています。

1. 気温の変化

季節の変わり目は、気温の変動が激しい時期です。朝晩は冷え込み、昼間は暖かくなるなど、寒暖差が大きくなることで体温調節が難しくなります。私たちの体は、自律神経系によって体温を調整していますが、急激な気温の変化が自律神経に過度な負担をかけるため、体温調節がうまくいかなくなり、体調不良を引き起こします。

2. 湿度の変化

気温と同様に、湿度の変化も体調に影響を与えます。特に梅雨の時期や秋の初めには、湿度が高くなることが多く、これにより身体が蒸し暑さを感じやすくなります。湿度の変化により、発汗機能が乱れたり、体内の水分バランスが崩れたりすることがあります。これが原因で、体調不良やだるさを感じることが増えます。

3. 日照時間の変化

秋や冬にかけて、日照時間が短くなります。日光に当たる時間が減ると、体内で生成されるビタミンDの量が減少し、免疫力が低下する可能性があります。また、日光を浴びることで分泌されるセロトニンという神経伝達物質の減少も、気分の落ち込みや不安感の増加につながることがあります。
これらの要因が重なると、季節の変わり目に体調を崩すリスクが高まります。

4. ストレスと疲労の蓄積

季節の変わり目は、学校や職場での環境の変化や、新たなスケジュールへの適応が求められる時期でもあります。このような生活の変化は、心理的なストレスを引き起こし、体調を崩す一因となります。また、夏の暑さや冬の寒さが続いた後の季節の変わり目には、身体に蓄積された疲労が一気に表面化しやすくなります。

特にどのような症状が出やすいか？

季節の変わり目に現れる体調不良には、さまざまな症状がありますが、特に以下のような症状が出やすいです。

１. 自律神経の乱れ

先に述べたように、季節の変わり目は自律神経に大きな負担をかけます。これにより、自律神経失調症と呼ばれる状態が引き起こされ、倦怠感、頭痛、めまい、動悸、胃腸の不調など、さまざまな症状が現れることがあります。

2. 風邪やインフルエンザ

季節の変わり目は、気温の変化によって体の免疫力が低下しやすくなります。そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。特に、秋から冬にかけては、インフルエンザが流行しやすい時期です。

3. アレルギー症状

春の花粉症や秋のブタクサアレルギーなど、季節性アレルギーの症状も季節の変わり目に悪化することがよくあります。鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が見られ、これが続くことで、さらに体調不良が悪化することがあります。

4. 睡眠の質の低下

季節の変わり目は、気温や湿度の変化だけでなく、日照時間の減少も影響します。このような環境の変化が、睡眠のリズムを乱し、睡眠の質が低下する原因となります。十分な睡眠が取れないことで、日中の疲労感や集中力の低下が見られることがあります。

5. メンタルの不調

日照時間が短くなることで、先に述べたセロトニンの分泌が減少し、うつ病や不安感の増加を引き起こすことがあります。特に、秋から冬にかけての季節性情動障害（SAD）は、メンタルヘルスに大きな影響を及ぼすことが知られています。

症状を改善する方法

季節の変わり目に体調を崩さないためには、以下のような対策を取り入れることが重要です。

1. 自律神経を整える

自律神経を整えるためには、規則正しい生活を心がけることが大切です。特に、毎日同じ時間に寝起きすることや、バランスの取れた食事を摂ることが重要です。また、ストレスを感じたらリラクゼーション法を取り入れることで、自律神経のバランスを保つことができます。例えば、深呼吸やヨガ、瞑想などが効果的です。

2. 免疫力を高める

免疫力を高めるためには、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠が欠かせません。ビタミンCやビタミンDを含む食材を積極的に摂取することで、免疫力の向上を図りましょう。また、適度な運動も免疫力を高めるのに役立ちます。運動はストレスの軽減にもつながるため、日常的に取り入れることが推奨されます。

3. アレルギー対策をする

アレルギー症状を和らげるためには、アレルゲンとの接触をできるだけ避けることが基本です。外出時にはマスクを着用し、帰宅後は衣服や髪についた花粉やホコリをしっかりと洗い流すようにしましょう。また、医師の指導のもとで適切な抗アレルギー薬を使用することも、症状の緩和に有効です。

4. 良質な睡眠を確保する

睡眠の質を向上させるためには、寝る前にリラックスする時間を作ることが大切です。お風呂に浸かったり、軽いストレッチを行うことで、体をリラックスさせ、眠りやすい状態を作りましょう。また、就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見続けると、ブルーライトが睡眠を妨げる原因となるため、控えることが望ましいです。

5. メンタルヘルスをケアする

メンタルの不調を予防するためには、日光を浴びることが重要です。特に朝の時間帯に外に出て、自然光を浴びることで、セロトニンの分泌が促され、気分の安定につながります。また、無理をせず、自分のペースで休息を取り、ストレスをため込まないよう心がけましょう。カウンセリングや心理療法を活用することも、効果的な方法の一つです。

そうならないための対策は？

季節の変わり目に体調を崩さないためには、日頃からの予防が大切です。以下に、季節の変わり目を健康に過ごすための具体的な対策をいくつかご紹介します。

1. 服装の工夫

気温の変動が激しい季節の変わり目には、服装で調整することが重要です。朝晩の冷え込みに対応するために、重ね着を活用しましょう。薄手のカーディガンやジャケットを持ち歩くことで、日中と夜間の気温差に柔軟に対応できます。また、首元や足元を冷やさないようにすることも、自律神経のバランスを保つ上で効果的です。

2. 定期的な運動

運動は体調管理の基本です。特に、有酸素運動は自律神経の働きを整え、免疫力を高める効果があります。ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなど、適度な運動を日常生活に取り入れましょう。また、筋力トレーニングを行うことで、基礎代謝が上がり、寒暖差にも強い体を作ることができます。

3. 食生活の見直し

バランスの取れた食事を心がけることで、体調を整えることができます。特に、季節の変わり目には免疫力を高める栄養素を積極的に摂取することが重要です。ビタミンCを多く含む柑橘類や、ビタミンDを豊富に含む魚類、亜鉛を含む貝類やナッツ類を食事に取り入れましょう。また、体を温める食材（生姜や根菜類）を摂ることで、内臓の働きを活発にし、冷えを防ぐ効果があります。

4. 十分な休養と睡眠

質の良い睡眠は、体調を整えるために不可欠です。就寝前のリラックスした時間を確保し、快適な睡眠環境を整えましょう。寝室の温度や湿度を適切に保つことも、良質な睡眠を得るために重要です。また、ストレスを感じたときは、無理をせずに休養を取ることが大切です。適度な休息は、自律神経のバランスを保ち、体調不良を未然に防ぐ効果があります。

5. 健康チェックの習慣化

体調の変化に敏感になることも、季節の変わり目を乗り切るために重要です。定期的に自分の健康状態をチェックし、体調の変化や違和感を早めに察知することで、重篤な体調不良を避けることができます。特に、慢性的な疲労感や倦怠感、食欲不振などの症状が見られる場合は、早めに医療機関や接骨院を受診し、適切なケアを受けることが推奨されます。

6. 心身のリフレッシュ

メンタルヘルスの維持も、季節の変わり目において重要です。趣味やリラクゼーションの時間を持つことで、ストレスを解消し、心身をリフレッシュさせることができます。また、自然の中で過ごす時間を増やすことで、日光を浴びる機会を増やし、セロトニンの分泌を促進することができます。これにより、気分の安定を図り、メンタルの不調を予防することができます。