新しい環境での気疲れと自律神経の関係

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大島望美

接骨院の先生の免許と鍼灸の先生の免許の両方を活かしてどんなケガにも対応出来るように日々勉強しています。患者さんとの会話でどんなことに悩んでいるかを聞き出せるよう、また根本的な原因を見つけだしていきます。鍼とお灸の資格も持っているので、これから美容の知識も高めていき、女性の悩みにも寄り添っていきたいです。

新しい環境がもたらすストレスと気疲れ

新年度や転職、引っ越しなど、新しい環境に適応することは期待とともに大きなストレスを伴います。
新しい人間関係や仕事内容、生活習慣の変化などにより、無意識のうちに気を遣い続けることで「気疲れ」を感じやすくなります。
この気疲れが続くと、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな不調を引き起こす原因になります。

自律神経とは?

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立っており、私たちの体の働きを無意識のうちにコントロールしています。

  • 交感神経:活動時やストレスを感じたときに優位になり、心拍数や血圧が上昇。

  • 副交感神経:リラックス時や睡眠時に働き、体を回復させる。

通常、この2つの神経がバランスよく切り替わることで健康が保たれます。しかし、新しい環境でのストレスが続くと交感神経が優位になり、副交感神経が働きにくくなるため、心身にさまざまな影響を及ぼします。

気疲れによる自律神経の乱れが引き起こす不調

新しい環境に適応しようとするあまり、過剰に気を遣い続けると自律神経のバランスが崩れ、以下のような症状が現れやすくなります。

・慢性的な疲労感

交感神経が優位な状態が続くと、常に体が緊張状態になり、十分な休息が取れなくなります。その結果、寝ても疲れが取れない、日中の集中力が低下するといった問題が発生します。

・睡眠の質の低下

ストレスにより脳が興奮し続けることで、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めやすくなったりします。良質な睡眠が取れないことでさらに自律神経が乱れ、悪循環に陥ります。

・頭痛や肩こり

気疲れが続くと、血流が悪化し、筋肉が緊張しやすくなります。特に首や肩周りの筋肉がこわばることで、頭痛や肩こりが慢性化することがあります。

・胃腸の不調

自律神経は消化器官の働きにも深く関わっています。ストレスで交感神経が優位になると、胃腸の働きが低下し、胃痛や便秘、下痢といった症状が現れることがあります。

・メンタルの不調

気疲れによるストレスが続くと、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりすることがあります。これが続くと、うつ症状や不安障害につながることもあるため注意が必要です。

浴室

自律神経のバランスを整える方法

新しい環境による気疲れを軽減し、自律神経のバランスを整えるためには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。

・深呼吸や瞑想を取り入れる

深呼吸や瞑想は、副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらします。1日数分でも意識的に行うことで、ストレスを軽減しやすくなります。

・ 規則正しい生活を送る

朝決まった時間に起き、夜は一定の時間に就寝することで、自律神経のリズムを整えやすくなります。特に、朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、1日の自律神経の働きがスムーズになります。

・適度な運動を習慣化する

ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動は、副交感神経を活性化し、リラックス効果をもたらします。また、血流が改善されることで、肩こりや頭痛の予防にもつながります。

・栄養バランスの取れた食事を心がける

ビタミンB群やマグネシウムは、自律神経の働きをサポートする栄養素です。玄米や魚、ナッツ類を積極的に取り入れ、ストレスに負けない体を作りましょう。

・入浴でリラックスする

ぬるめのお湯(38〜40℃)に浸かることで、副交感神経が活性化し、リラックスしやすくなります。好きな香りの入浴剤を使うと、よりリラックス効果が高まります。

・無理をしすぎない意識を持つ

新しい環境では、「頑張らなければ」というプレッシャーを感じやすいですが、完璧を求めすぎず、自分のペースで適応していくことが大切です。「できることから少しずつ」と考えることで、気疲れを軽減できます。

太陽

気疲れを軽減し、自律神経を整えよう

新しい環境への適応は、誰にとってもストレスがかかるものです。
しかし、無理に頑張りすぎると、自律神経が乱れ、さまざまな体調不良を引き起こしてしまいます。

自分の心と体の声を大切にし、適度にリラックスする時間を作ることで、気疲れを軽減しやすくなります。

やましろ接骨院・鍼灸院では、自律神経の乱れに対するケアを行っています。
疲れやストレスを感じやすい方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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