
林 祐子

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春休みは、多くの人にとって新しいことに挑戦する季節です。
特に学生にとっては、運動を始めたり、部活動の練習が本格化したりするタイミングでもあります。
また、寒い冬の間に運動不足になり体重が増えてしまい、体を動かそうとする方も多いでしょう。
しかし、急な運動や無理な動きによってケガをするリスクも高まります。
今回は、春休みに増えるケガの中でも特に多い「捻挫」と「肉離れ」について、その原因や対処法、そして当院での治療について詳しく解説します。
春休みに増えるケガの種類
春休みに多くの方がケガをしやすい理由は、環境の変化や運動量の急激な増加によるものです。
特に以下のようなシチュエーションでケガが起こることが多くなります。
新しいスポーツや運動を始める
部活動の練習が本格化し、無理をしてしまう
気温が上がり、運動意欲が高まるが、冬の間の運動不足が影響する
急な運動で筋肉や関節に負担がかかる
このような状況で特に注意したいケガが「捻挫」と「肉離れ」です。
捻挫とは?原因と症状
捻挫(ねんざ)とは、関節に無理な力が加わり、靭帯が伸びたり損傷したりするケガです。
特に足首の捻挫が多く、以下のような状況で発生します。
捻挫の主な原因
スポーツ中のジャンプや着地の失敗
急な方向転換やダッシュ
段差で足をひねる
ヒールや不安定な靴での歩行
捻挫の症状
腫れや内出血(靭帯が傷つき炎症が起こる)
強い痛み(特に動かしたときや体重をかけたとき)
関節のぐらつき(靭帯が緩んでしまい、不安定になる)
肉離れとは?原因と症状
肉離れ(にくばなれ)とは、筋肉が強い力で引き伸ばされ、筋繊維が部分的に断裂してしまうケガです。
特に太ももやふくらはぎの筋肉で発生しやすく、以下のような原因が考えられます。
肉離れの主な原因
ウォーミングアップ不足で筋肉が硬い状態で運動を始める
短距離走やジャンプなど、急激な動作を行う
筋力不足や柔軟性の低下による負担
疲労が蓄積し、筋肉が硬直した状態での無理な動き
肉離れの症状
突然の鋭い痛み(「ブチッ」と音がすることも)
痛みで歩行困難になることもある
内出血や腫れ(重症の場合、患部が変色する)
筋肉がへこんでいるように感じることがある
ケガをしたときの応急処置
ケガをしてしまったときに適切な処置を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。
基本となるのは「RICE処置」です。
RICE処置とは?
R(Rest / 安静):痛めた部分を無理に動かさない。
I(Ice / 冷却):氷や冷却パックで患部を20分ほど冷やす。
C(Compression / 圧迫):包帯やサポーターで軽く圧迫し、腫れを抑える。
E(Elevation / 挙上):心臓より高い位置に患部を上げて腫れを軽減する。
この処置を行いながら、できるだけ早く専門の治療を受けることが重要です。
当院での施術方法
当院では、捻挫や肉離れの施術に以下のようなアプローチを行っています。
1. 超音波治療・電気治療
炎症を抑え、血流を促進することで回復を早めます。
2. 手技療法
周囲の筋肉のバランスを整え、負担を減らすことで再発を防ぎます。
3. テーピング・サポーターの使用
適切な固定を行い、日常生活での負担を軽減します。
4. リハビリ・ストレッチ指導
再発防止のためのトレーニングやストレッチを指導し、安全に運動を再開できるようサポートします。
ケガを防ぐためのポイント
春休み中のケガを防ぐためには、以下のポイントに気をつけましょう。
準備運動をしっかり行う(関節や筋肉を温める)
適切なシューズを履く(クッション性のあるもの)
無理な動きをしない(急に全力を出さない)
こまめにストレッチをする(筋肉の柔軟性を高める)
疲労を溜めない(適度な休息を取る)
まとめ
春休みは新しいことを始める絶好の機会ですが、ケガには十分に注意しましょう。
特に捻挫や肉離れは、運動の仕方や体の状態によって予防することが可能です。
万が一ケガをしてしまった場合は、適切な処置を行い、早めに専門の治療を受けることが大切です。
当院では、スポーツによるケガの治療はもちろん、再発防止のためのリハビリやストレッチ指導も行っております。春休みにケガをしてしまった方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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