足首の捻挫とは?原因・症状・治療法と予防策を徹底解説!

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井手 恒太

やましろ接骨院みずほ台院院長株式会社ビグス
やましろ接骨院みずほ台院院長 患者さんと共に治し、施術を必要となくす体へ 整形外科勤務、デイサービス併設の接骨院での経験を経て、やましろ接骨院みずほ台院の院長に。 骨折、脱臼など手術の可能性がある重傷なケガも対応でき、寝違いやぎっくり腰も早期改善し、再発の予防まで。 肩こりや、いろんな治療院を転々とされる腰痛の悩みまでしっかりと解決させていただきます。 野球肘の活動も行っており、地域の少年野球や学校へ出向き、野球肘を撲滅する活動も行っています。 RIZINに出るプロ格闘家も施術しており、アスリートのケアまでお任せください!!

こんにちは!やましろ接骨院の院長の井手です。今回は、多くの方が一度は経験したことがある「足首の捻挫」について詳しく解説します。捻挫はスポーツや日常生活の中で頻繁に起こるケガの一つで、適切な処置をしないと再発しやすく、慢性的な痛みや機能障害を引き起こすこともあります。

本記事では、足首の捻挫の原因や症状、治療法、そして再発予防のためのストレッチやトレーニング方法まで詳しく紹介します。さらに「捻挫は癖になるのか?」という疑問にもお答えしますので、ぜひ最後までお読みください!


1. 足首の捻挫とは?

1-1. 捻挫の定義

捻挫とは、関節に過度な力が加わり、靭帯や関節包(関節を包む膜)が損傷するケガのことを指します。特に足首の捻挫は、歩行時や運動中に不意に足をひねることで発生しやすく、スポーツ選手から一般の方まで幅広く見られる外傷です。

1-2. 足首の構造

足首(足関節)は、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、距骨(きょこつ)という3つの骨で構成されています。そして、それらを支える靭帯が関節の安定性を保っています。足首の捻挫は、これらの靭帯が過度に引き伸ばされたり、部分的または完全に断裂したりすることで発生します。

1-3. 捻挫の種類

足首の捻挫には、大きく分けて以下の2種類があります。

① 内反捻挫(ないはんねんざ)

足首を内側にひねることで起こる捻挫で、最も一般的なタイプです。外くるぶし(外果)周辺の靭帯が損傷を受けやすく、前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)が特に影響を受けます。

② 外反捻挫(がいはんねんざ)

足首を外側にひねることで発生する捻挫です。内くるぶし(内果)周辺の靭帯が伸びたり、断裂したりすることが多く、スポーツなどで強い力が加わった際に起こりやすいです。


2. 足首の捻挫の原因

足首の捻挫はさまざまな状況で発生します。以下のようなケースが主な原因となります。

2-1. スポーツによる捻挫

  • バスケットボールやサッカーなどの急な方向転換を伴う競技
  • ジャンプ後の着地時のバランス崩れ
  • 他の選手との接触

2-2. 日常生活での捻挫

  • 段差や階段を踏み外す
  • ヒールの高い靴を履いているときにバランスを崩す
  • 濡れた床で滑る

2-3. 筋力や柔軟性の不足

足首周りの筋力が弱かったり、靭帯や関節の柔軟性が不足していると、ちょっとした動きでも捻挫をしやすくなります。特に高齢者や運動不足の方は要注意です。


3. 足首の捻挫の症状

足首の捻挫は、損傷の程度によって以下のような症状が現れます。

3-1. 捻挫の重症度分類

捻挫は、一般的に以下の3段階に分類されます。

① 軽度(1度捻挫)

  • 靭帯が軽く伸ばされた状態
  • 軽い痛みと腫れ
  • 歩行可能だが、違和感がある

② 中等度(2度捻挫)

  • 靭帯の部分断裂がある
  • 強い痛みと腫れ、皮下出血(青あざ)が見られる
  • 歩行が困難

③ 重度(3度捻挫)

  • 靭帯の完全断裂
  • 激しい痛みと腫れ、関節の不安定性
  • 歩行不可能、関節がグラグラする


4. 足首の捻挫の治療法

捻挫直後の応急処置や接骨院での治療について説明します。

4-1. RICE処置

  • Rest(安静):足に負担をかけない
  • Ice(冷却):氷や冷却パックで炎症を抑える
  • Compression(圧迫):テーピングなどで固定
  • Elevation(挙上):心臓より高くして腫れを抑える

4-2. 接骨院での治療

やましろ接骨院では、手技療法や電気治療を組み合わせて回復をサポートします。


5. 捻挫の予防方法

  • ストレッチと筋力トレーニング(アキレス腱のストレッチ、バランストレーニング)
  • 適切な靴を選ぶ(クッション性とサポート力がある靴)
  • サポーターやテーピングの活用



6. 捻挫は癖になる?

「一度捻挫すると癖になる」とよく言われますが、これは本当でしょうか?

6-1. 再発しやすい理由

足首の捻挫が癖になると言われる理由は、次のような要因が関係しています。

  1. 靭帯の伸びや断裂:一度損傷した靭帯は完全に元の状態に戻らないことが多く、関節の安定性が低下する。
  2. 筋力不足:回復後も足首周りの筋力が十分でないと、同じ動作で再び捻挫しやすい。
  3. 適切なリハビリ不足:痛みが引いたからといってすぐにスポーツや日常生活に戻ると、再発のリスクが高まる。

6-2. 再発防止のために

  • リハビリを徹底する(バランストレーニング、筋力強化)
  • サポーターやテーピングを活用
  • 正しい歩き方や姿勢を意識する

捻挫を繰り返さないためには、適切な治療とリハビリが欠かせません。やましろ接骨院では、再発防止のための指導も行っていますので、ぜひご相談ください!

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