山城 宏統
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この記事では、アミノ酸の分類ごとの役割や、摂取の方法について詳しく解説します。
「アミノ酸の種類について詳しく知りたい」、「アミノ酸を効率よく摂取する方法を知りたい」という方は、ぜひこの記事を参考にして下さい。
この記事で、アミノ酸についての正しい知識を身に付けてください。
そして健康的な食生活を送れるようにしましょう。
アミノ酸の分類
はじめにこちらの項目では、アミノ酸の分類について紹介します。
「アミノ酸の分類を詳しく知りたい」という方は、こちらをしっかり確認しておきましょう。
1-1.アミノ酸の分類
アミノ酸とは、タンパク質を構成する成分であり、全部で20種類ものアミノ酸があります。
アミノ酸はそれぞれに異なる役割があり、バランスよく摂取することが必要です。
アミノ酸は大きく2つに分けられます。
体内で生成することが可能な非必須アミノ酸と、体内で生成するのが不可能な必須アミノ酸に分類されております。
必須アミノ酸は食事などから摂取する必要があります。
人の体の約20%はアミノ酸で形成されており、摂取が不足するとさまざまな不具合が生じるので注意が必要です。
1-2.アミノ酸の必要性
アミノ酸の摂取が必要である理由としては、摂取が不足すると健康な生活が維持できなくなるからです。
アミノ酸の役割はたくさんあります。
細胞・筋肉・臓器・血液・骨などをつくる原料になり、免疫力を高めたりする役割があります。
摂取が不足すると健康的な生活が維持できないと言えるのです。
さらに、摂取しすぎたアミノ酸は分解されて体外に排出されます。
サプリメントなどで過剰に摂取しなければ、摂取が原因で健康を害することはほとんどありません。
必須アミノ酸の役割
続いてこちらの項目では、体内で生成できないので食事などから摂取が必要な、必須アミノ酸の役割について解説します。
必須アミノ酸の役割をきちんと理解して摂取していきましょう。
2-1.必須アミノ酸の役割
必須アミノ酸は成人で9種類、未成年で10種類となります。
それぞれ成長促進などの役割があり、毎日摂取したほういいです。
とくに必須アミノ酸は成長促進や集中力の向上などの役割があるものが多いです。
そのため成長期の子供はたくさん摂取するようにしましょう。
下に、必須アミノ酸の種類と役割を表にまとめたものです。
しっかりと確認しておきましょう。
アミノ酸の名称 | 主な働き | 役割の解説 |
ロイシン | 疲労回復 | ・イソロイシンやバリンと共に筋肉や肝臓に働きかけ、筋肉で代謝される ・肝機能を向上させて血糖値を調整する役割 ・主に筋肉の疲労回復や筋力増加の役割 |
免疫力向上 | ||
体力増加 | ||
イソロイシン | 疲労回復 | ・ロイシンやバリンと共に筋肉や肝臓に働きかけ、筋肉で代謝される ・神経の働きを助ける役割 ・主に筋肉の疲労回復や筋力増加の役割 |
免疫力向上 | ||
体力増加 | ||
健脳効果 | ||
バリン | 疲労回復 | ・ロイシンやイソロイシンと共に筋肉や肝臓に働きかけ、筋肉で代謝される ・エネルギー源を助ける役割 ・脳の神経伝達物質の取り込みに作用して、神経系の機能を促す役割 |
免疫力向上 | ||
体力増加 | ||
トリプトファン | 疲労回復 | ・ビタミンB群の機能を助ける役割 ・成長ホルモンの分泌を促進する役割 ・食欲増加や疲労回復 ・ナイアシンや脳内精神安定物質のセロトニンをつくる原料 |
健脳効果 | ||
鎮静効果 | ||
不眠改善 | ||
肌質改善 | ||
メチオニン | 肌質改善 | ・脂肪の代謝を助ける役割 ・血液中のコレステロール低下や、活性酸素の除去 ・肝臓の解毒作用 |
脂肪燃焼 | ||
コレステロールの抑制 | ||
ヒスチジン | 免疫力向上 | ・神経機能に働きかけ食欲中枢に作用する ・体内の脂肪燃焼を促す役割 ・組織の成長と修復を促す役割 |
成長促進 | ||
冷え性改善 | ||
ダイエット | ||
リジン | 疲労回復 | ・ブドウ糖の代謝促進 ・カルシウムの吸収 ・集中力や気力の向上 ・肝機能向上 ・摂取量が不足すると、慢性疲労や貧血の原因になる |
肌質改善 | ||
ダイエット | ||
筋力増強 | ||
フェニルアラニン | 健脳効果 | ・気分の高揚や記憶力に関与 ・神経伝達物質を生成する役割 ・チロシンの原料 |
精神高揚 | ||
記憶力改善 | ||
スレオニン | 肌質改善 | ・腸に働きかけ、消化・吸収をよくして新陳代謝を促進する役割 ・肝臓に脂肪が蓄積することを防ぐ ・摂取が不足すると貧血、成長障害の原因に |
肝機能促進 | ||
成長促進 | ||
アルギニン(子供のみ) | 健脳効果 | ・成長ホルモンを合成し、筋肉の成長を促す ・体脂肪や筋肉に働きかける ・摂取が不足すると、筋力低下やシワの原因に ・大人は体内で生成できるが、子供(乳幼児)は必須アミノ酸である |
ダイエット | ||
免疫力向上 | ||
筋力増強 |
非必須アミノ酸の役割
続いてこちらの項目では、非必須アミノ酸の種類ごとの役割を解説していきます。
非必須アミノ酸を摂取する必要性を知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
3-1.非必須アミノ酸の役割
非必須アミノ酸は体内で生成できるアミノ酸のことです。
しかし、食事などから摂取しなくてもいいという訳ではないです。
アミノ酸は、免疫力向上などのためにも摂取が必要です。
非必須アミノ酸の主な役割としては、免疫力向上や疲労回復の効果があります。
摂取することで健康な体を維持できます。
下に、非必須アミノ酸の役割を表にまとめたものです。
それぞれ見ておきましょう。
アミノ酸の名称 | 主な働き | 役割の解説 |
アスパラギン酸 | 疲労回復 | ・摂取することで尿の合成を促す ・摂取後に皮膚の代謝を促進する ・体内の老廃物の処理 ・窒素代謝やエネルギー代謝の促進 |
肌質改善 | ||
精神安定 | ||
利尿作用 | ||
肝機能促進 | ||
プロリン | 肌質改善 | ・摂取後脂肪の燃焼を促進 ・光合成の機能を向上させ、糖の生産量を増加させる |
ダイエット | ||
疲労回復 | ||
セリン | 疲労回復 | ・摂取後皮膚の潤いを保ち、肌の老化を予防する ・脳の代謝を促進し、記憶や神経系の機能を向上させるため、ボケ防止に繋がる |
肌質改善 | ||
免疫力向上 | ||
健脳効果 | ||
グルタミン | 疲労回復 | ・摂取後筋肉の形成を促進 ・胃や腸などの消化器官の機能維持や、構造を保つためのエネルギー源 ・摂取が不足するとかぜをひきやすい |
免疫力向上 | ||
筋力増強 | ||
体力増加 | ||
システイン | 肌質改善 | ・アルコールの分解時に発生する有害物質の解毒や、細胞の酸化を予防 |
免疫力向上 | ||
アスパラギン | 疲労回復 | ・栄養素を細胞内に取り込みやすくする ・新陳代謝を高めるため、美肌効果がある |
免疫力向上 | ||
肌質改善 | ||
チロシン | 肌質改善 | ・脳の働きを助け、細胞の老化やストレスの緩和などに作用する |
健脳効果 | ||
グリシン | 肌質改善 | ・脳に働きかけ血管を拡張させるため、深部体温が上昇し睡眠に導く |
不眠解消 | ||
アラニン | 脂肪燃焼 | ・摂取後アルコールの代謝を促進して、肝機能を保護する |
アルコールの代謝促進 | ||
グルタミン酸 | 疲労回復 | ・摂取後脳に作用し、精神安定や知能向上などの効果を得る ・アルコール依存症の予防、改善 |
健脳効果 | ||
二日酔い防止 |
まとめ
今回は、タンパク質から摂取ができるアミノ酸の種類ごとの役割を紹介しました。
体内で生成ができず食事などから摂取が必要な必須アミノ酸があります。
アミノ酸ごとに異なる役割があることが分かりました。
アミノ酸は健康を維持するための役割があります。
食事のみではなくサプリメントなども有効活用して、上手に摂取するようにしましょう。
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