あなたも要注意!疲労骨折のサインと早期対応の重要性

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林 祐子

やましろ接骨院本院院長株式会社ビグス
やましろ接骨院本院・院長 柔道整復師になり10年以上の現場経験を持っています。まだまだ未熟ですが、怪我をした時や、困った時にまず第一選択肢として、やましろ接骨院を頼ってもらえるような院にするために日々、患者さんの施術にあたっています。また、女性院長ならではの対応を心がけています。女性にしかわからない悩みなどなにかあった時には頼ってください。 柔道整復師にしかできないことを、患者さんに還元していきます!!

 

今回は「疲労骨折」について詳しくお話しします。
疲労骨折はスポーツ選手に限らず、一般の方にも起こりうる骨の怪我です。
その原因や症状、治療方法などについて理解し、予防策を講じることが重要です。

疲労骨折の原因

疲労骨折は、繰り返しのストレスや負荷が骨にかかることによって生じます。
具体的な原因には以下のようなものがあります:

1. 過度な運動:急激に運動量を増やしたり、過剰なトレーニングを行ったりすることが疲労骨折の大きな原因です。特に新しい運動を始めたばかりの時や、シーズンの始まりに多く見られます。
2. 不適切な装備:ランニングシューズや運動靴が適切でない場合、足や脚にかかる負荷が増大し、疲労骨折を引き起こすことがあります。
3. 骨密度の低下:特に女性や高齢者は、骨密度が低くなりがちで、骨が弱くなるため、疲労骨折のリスクが高まります。カルシウム不足や骨粗鬆症が影響を与えることもあります。
4. 不適切なフォーム:運動や日常動作のフォームが悪いと、特定の部位に過度な負荷がかかり、疲労骨折の原因となります。
5. 休養不足:適切な休養を取らないと、骨が回復する時間がなくなり、疲労が蓄積されて骨折を引き起こすリスクが高まります。

疲労骨折の好発部位とは

疲労骨折は体の様々な部位に発生しますが、特に以下の部分で多く見られます:

1. 足の指の骨:特に中足骨(足の甲の骨)に多く発生します。ランニングやジャンプなどの運動が原因となることが多いです。
2. すねの骨(脛骨):ランナーやジャンパーによく見られます。すねの内側や外側に痛みが生じることが特徴です。
3. 腰の骨(脊椎):体操選手や重量挙げ選手に多く見られます。繰り返しの背中の過度な伸展や圧縮が原因です。
4. 大腿骨(太ももの骨):特にマラソンランナーや長距離ランナーに多く見られます。

疲労骨折を起こしやすい年齢とは

疲労骨折は特定の年齢層に多く見られます。特に以下の年齢層がリスクが高いとされています:

1. 若年層(10代後半から20代前半):スポーツ活動が活発で、成長期にあるため、骨にかかる負荷が大きいです。特にスポーツ選手や運動部に所属する学生に多く見られます。
2. 中高年層(40代から50代):運動不足や骨密度の低下が影響しやすいです。また、仕事や家庭のストレスが原因で運動量が増加したり、不適切な運動を始めたりすることが影響します。

疲労骨折の症状とは

疲労骨折の主な症状には以下のようなものがあります:

1,運動時の痛み:運動や動作を行うと痛みが生じ、休むと痛みが和らぐことが多いです。
2、腫れや圧痛:骨折部位に腫れや圧痛が生じることがあります。
3、日常生活での制限:痛みが強くなると、日常生活での動作も制限されることがあります。
4、痛みの部位に触れると痛む:触れるだけで痛みが生じることがあります。

初期段階では痛みが軽度で無視されがちですが、放置すると症状が悪化し、治療が長期化することがあります。

疲労骨折の診断の仕方

疲労骨折の診断には、以下の方法が用いられます:

1. 問診と視診:医師や柔道整復師が症状や痛みの部位を確認し、視診や触診を行います。
2. レントゲン撮影:骨折部位を確認するためにレントゲン撮影を行います。ただし、初期段階の疲労骨折はレントゲンで確認しにくいことがあります。
3. MRI:レントゲンでは確認しにくい初期の疲労骨折を検出するために、MRI検査が有効です。
4. 骨スキャン:骨の異常を検出するために骨スキャンが用いられることもあります。

 疲労骨折の治療方法

疲労骨折の治療方法には以下のようなものがあります:

1. 休養:最も重要な治療法は休養です。骨にかかる負荷を減らし、適切な休養を取ることが治癒を促進します。
2. アイシング:患部の炎症を抑えるために、冷やすことが有効です。
3. サポート具の使用:サポート具や固定具を使用することで、患部を安定させ、治癒を促進します。
4. 理学療法:骨が回復した後、適切な理学療法を行い、筋力や柔軟性を回復させ、再発防止を図ります。
5. 医療機関での治療:場合によっては、医療機関での専門的な治療や手術が必要となることもあります。

疲労骨折をそのままにしておくと

疲労骨折を放置すると、以下のようなリスクがあります:

1. 症状の悪化:痛みや腫れが増し、骨折が進行することがあります。
2. 治療期間の延長:適切な治療を行わないと、治癒が遅れ、治療期間が延びることがあります。
3. 再発のリスク:疲労骨折を適切に治療しないと、再発のリスクが高まります。
4. 他の部位への影響:痛みを避けるために不自然な動きをすると、他の部位に負担がかかり、新たな怪我を引き起こすことがあります。

 疲労骨折にならないためには

疲労骨折を予防するためには、以下のポイントに注意することが大切です:

1. 適切な靴を選ぶ:運動時には適切なサポートを提供する靴を選びましょう。
2. 運動量を適度に調整する:急激な運動量の増加を避け、徐々に運動量を増やすように心掛けましょう。
3. バランスの取れた食事を心掛ける:カルシウムやビタミンDを含むバランスの取れた食事を心掛け、骨密度を維持しましょう。
4. 適切なフォームで運動する:運動や日常動作のフォームを正しく保つことが大切です。
5. 適切な休養を取る:運動後には適切な休養を取り、骨の回復を促進しましょう。

 まとめ

疲労骨折は繰り返しのストレスや負荷が原因で生じる骨の怪我です。運動量の調整や適切な装備、バランスの取れた食事、正しいフォームでの運動、適切な休養を心掛けることで予防できます。もし痛みや違和感を感じた場合は無理をせず早めに専門家に相談することが重要です。当接骨院では、疲労骨折の診断から治療、リハビリテーションまでトータルでサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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