
山城 宏統

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この記事は、ばね股と呼ばれる病気について説明します。
股関節の骨に引っかかりを感じる。
ガリガリと音がする。
など、ばね股かもと思う方はぜひ読んでみてください。
また、ばね股の原因や症状を知っておくことで、周りの人にアドバイスができます。
ばね股に多い症状や、ばね股の特徴、治療法を解説します。
ばね股とはなにか?ばね股の原因は?
ばね股とは、弾発股(だんぱつこ)とも呼ばれます。
ばね股の正式な病名は大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん)と言います。
ばね股は、股関節(またかんせつ)の外側に痛みのある炎症です。
股関節の運動の際に、バネのように一度引っかかってからはじき出される動きです。
すなわち「弾発現象」を起こすものを、ばね股もしくは弾発股といいます。
ばね股バスケットボールやバレーボール、クラシックバレエなどで多くみられます。
飛んだり跳ねたりするスポーツやダンスでばね股は発生しやすいです。
股関節の周りの筋肉や腱が、股関節の骨に引っかかり、ポキッとかガリガリという音がするのがばね股の特徴です。
股関節がゆがんでしまう、激しいスポーツをおこなう、筋力が落ちている。
筋肉や靭帯(じんたい)などの滑りを良くする滑液包が、飛んだり跳ねたりすることでダメージ時を受け、炎症を起こします。
炎症をおこし腫れてしまった部分に、筋肉や靭帯が引っかかって痛みが出てしまうのが、ばね股です。
股関節の外側だけに痛みが出る場合もあります。
これは、炎症初期に見られ、股関節の外側の大転子上に圧痛があります。
ばね股の治療
ばね股は、安静時や歩行時の痛みがなければ、運動はできます。
ばね股になった場合は、運動前のストレッチや運動後のアイシング、もしくは湿布を貼ります。
ばね股の痛みがある部分のメンテナンスを行う必要があります。
安静時や日常生活をおくっていてばね股の痛みがある場合は、そのばね股の痛みが消えるまでの間は安静にする必要があります。
ばね股の症状として、弾発現象があります。
その発症期間が長くなると、ばね股の痛みが無くなっても弾発現象だけが残る場合があります。
また、ばね股は一度治っても繰り返し発症すると、弾発現象が後遺症のように残ってしまうことがあります。
この、ばね股の弾発現象が残ることによって、
・炎症の再発を繰り返す
・運動パフォーマンスに影響する
などの場合があります。
その場合は、整形外科によるばね股の手術が必要な場合もあります。
ばね股の手術は、腸脛じん帯(ちょうけいじんたい)の切開などを行います。
ばね股の手術は体質や他に患っている病気などによる個人差があります。
一般的に手術後、6週間程度で運動復帰できるようです。
ばね股の予防
股関節は体の中でも、もっとも大きな関節です。
股関節は体重を支えつつ、立つ・歩く・またぐ・のぼる・おりる・とぶ・ける、などのさまざまな動作をこなす要とも言える関節です。
しかし、股関節に障害が生じると、動く時に股関節が痛みます。
ひどい場合には立っているだけでも股関節は痛むようになり、股関節の動きも悪くなります。
ばね股の予防法を説明します。
ばね股の予防法として、適度な運動が大事です。
股関節周辺を柔らかくし、筋肉を鍛えることが重要です。
股関節のストレッチや筋力強化を行えば、改善することがほとんどです。
ばね股の予防
①股関節のストレッチ
(1)床に座り、両足を大きく広げます。このとき、無理はいけません。
(2)足の親指側を内側に倒すようにしながら、足を内回転させます。
1、2、3、4と数えながら、親指を床に近づけます。
(3)反対に足の小指側を外側に倒しながら、足を外回転させます。
1、2、3、4と数えながら、小指を床に近づけます。
(4)上記の運動を、一度に5~6回繰り返します。1日2~3回ほど行いましょう。
運動中は息を止めず、ゆっくり呼吸しましょう。
この運動をしてみると、股関節が硬くなっていることに驚く人も多いはずです。
やり過ぎないように、毎日すこしずつ続けましょう。
3.ばね股の予防
膝の筋力アップ
膝関節などに強い痛みがない場合はスクワット運動をしましょう。
(1) 立った姿勢で足を肩幅くらいに広げ、足先を少し外側に開きます。
(2) 両手を頭の後ろで組み、正面を見たまま、膝関節をゆっくり曲げていきますこの時息は止めないこと。
(3) 膝関節を曲げた姿勢を1秒間ほどキープし、ゆっくり伸ばします。
(4) この動作を20~50回程度繰り返します。
回数は年齢や体力などによって異なります。
無理をせず、少しずつ増やしてください。
膝関節を曲げるとき、姿勢が前かがみになると、腰や膝に余分な負担がかかりますので注意しましょう。
スクワット運動は正しい姿勢で行わなければ、痛みが悪化してしまいます。
上手くできない方は、壁の30cmほど前に立ち、手を前に出して壁に沿わせながら膝関節を曲げると、姿勢が安定します。
膝関節を曲げる角度が大きく、またキープする時間が長いほど、運動はきつくなります。
スクワットが苦手な方は、股関節や膝関節などに負担がかかりにくいのです。
プールでの水中歩行運動からはじめるといいでしょう。
ただし、平泳ぎをしたり、水の流れに逆らって歩いたりすると、かえって股関節に負担をかけてしまいます。
自己流でなく、かならず指導スタッフのいるプールでおこないましょう。
また、水中運動は心臓に負担をかけることもあるので、心臓疾患や高血圧の人は、事前に医師に相談をしましょう。
まとめ
今回は、ばね股に関して紹介しました。
日常生活からくる股関節の歪み。
バレーやサッカーなど、激しいスポーツからくる股関節への負担。
運動不足からくる筋力低下です。
ばね股になる原因は人それぞれです。
ばね股の症状は股関節の外側に痛みがあります。
ばね股の予防は股関節周辺を柔らかくし、筋力アップをすることが大切です。
ばね股にならないよう、日常に運動を取り入れ、予防しましょう。
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