山城 宏統
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この記事では、外反母趾(がいはんぼし)について紹介します。
外反拇趾は、足の親指が、付け根の関節からくの字に変形してしまう病気です。
外反母趾の原因や、外反母趾の治療方法、外反母趾の予防について詳しく解説します。
今現在、外反母趾で悩んでいる方は治療法を参考にしてみてください。
今後外反母趾にはならないように予防しましょう。
外反母趾とは
成人の約30%が外反母趾を患っているといわれています。
外反「母趾」とは足の親指のことを言います。
日本人が靴をはくようになってから、多くみられる病気です。
外反母趾の患者が多いため、手術の術式も多く、以前は約150種類以上あるといわれていました。
その術式の中でも、不十分な治療法をさけるために2008年に外反母趾の診療ガイドラインがつくられました。
外反母趾は、ガイドラインに基づいた正しい治療が大切です。
外反母趾の症状とは?
外反母趾の特徴は、母趾(足の親指)先が示趾(足の差し指)に、「くの字」に曲がってしまうことです。
足の親指の付け根の関節の内側のでっぱっているころが痛くなります。
その、足の親指の付け根にある、でっぱった部分に靴が当たってしまい炎症を起こします。
ひどい時は、靴を履いていなくても痛むようになってしまいます。
靴の歴史が長い、欧米の方に多い病気でしたが、最近は日本人にも多いです。
生まれつきの足の形も大きく影響しています。
そのほかにも、生活習慣なども関係し、外反母趾が発症するようです。
外反母趾になる原因となりやすい人の特徴
親指の付け根にかかる力が増えて、さらに変化を強くしてしまいます。
10歳代に多い原因は、足の親指が足の人差し指よりも長いことです。
生まれつき扁平足(へんぺいそく)の疑いがあると、外反母趾になりやすい場合もあります。
最も多い、中年の方の原因は、靴に加えて「肥満」と「筋力低下」などが原因の場合もあります。
健康な足の形には「縦のアーチ」と「横のアーチ」があります
外反母趾では、足の縦横のアーチの形が崩れ、扁平足になってしまうと、親指の中足骨が扇状に内側に開きます。
それから先の足の指は逆に靴で外側から圧迫されておきます。
外反母趾の診断は、見た目に明らかなため、変形した形で、外反母趾を疑います。
それと同時に痛みも重要です。
痛みの程度が問題となり、足の親指の付け根のでっぱりを指で押すと痛みます。
靴をはく時に足の親指の付け根が痛んだり、靴を脱いでも痛みがあるなど、症状の強さはさまざまです。
靴を脱いでも常に親指の付け根が痛い場合は手術が必要になる場合もあります。
3-2外反母趾になりやすい人の特徴
外反母趾は、足の指の長さや足の形などでなりやすい人となりにくい人もいます。
足の形には
・ギリシャ型
母趾(足の親指)より示指(足の人差し指)の方が長い。日本人の25%
・エジプト型
示指(足の人差し指)より母趾(足の親指)の方が長い。日本人の70%
・スクエア型
母趾(足の親指)と示指(足の人差し指)が同じ長さ。日本人の5%
の3つがあります。
一番多いエジプト型は、体重がかかった時に足全体に均等になります。
母趾(足の親指)の付け根にねじれた力がかかりやすいです。
その力を逃すため、関節が内側に変形します。
その結果外反母趾となってしまいます。
外反母趾の予防と治療
外反母趾はあらかじめ予防できます。
予防方法をきちんと覚えておくことが大切です。
そして外反母趾になってしまった場合の治療方法もきちんと知っておくことで、早期治療につながります。
4-1 外反母趾の予防
外反母趾の予防方法を学び、外反母趾にならないようにしましょう!
外反母趾の予防としては主に、
・足の親指の付け根はフィットしていて、足の親指より先はゆったりとした靴を選びましょう。
・足の指が全て開くような、外反母趾体操などを行います。(足の指のグー、チョキ、パーなど)
・両足の親指に輪ゴムをかけ、足先を開く体操をします。
・足の親指と足の人差し指の間に専用の装具をはめます。(外反母趾装具)
などがあります。
外反母趾の治療方法を見てみましょう。
4-1外反母趾の治療方法①手術療法
外反母趾の変形が進むと、足の指についている筋肉も形を変えていきます。
体操や装具だけでは、もとの状態に戻りづらいです。
痛みが強かったり、靴をはいての歩行がつらくなったりします。
日常生活に支障をきたす場合は、手術をおこないます。
外反母趾の手術の方法はいろいろあります。
最も一般的なのは、中足骨を骨切りして矯正する方法です。
足の指の形が変わっていく進行具合にもよりますが、その時にあった手術方法を選びます。
手術は、腰椎麻酔か、局所麻酔を行い、一時間程度で行われます。
翌日から歩くこともできます。
もともとの靴がはけるようになるのには、二カ月ほどかかります。
外反母趾は放置すると、変形が進むことはあっても、治ることはありません。
放置せず、早めに治療しましょう。
4-2外反母趾の治療方法②運動療法
ゴム紐を母趾(足の親指)にかけて、離す方向に力を入れるHohmann体操があります。
軽度から中等度の外反母趾の痛みを減らす効果があります。
まとめ
今回は外反母趾について紹介しました。
外反母趾の原因は靴のせいが多いです。
外反母趾の予防として
・自分の足にあった靴選びをしましょう。
・指を開く体操をしましょう。
などがありました。
自分でできる、無理のない範囲で外反母趾の予防をしましょう。
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