山城 宏統
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鼻骨骨折(びこつこっせつ)とは
鼻の上半分にある、鼻骨が骨折するケガのことを鼻骨骨折と言います。
鼻の骨は薄いので、スポーツをしていて顔にボールがぶつかり起こります。
誤って肘が顔に当たってしまうなどの衝撃がきっかけで骨折します。
骨折しやすいので鼻骨骨折を、繰り返す人もいます。
簡単に折れてしまうため、治るのも早いのです。
交通事故などで大ケガをすると、鼻骨の骨折以外にも骨折することがあります。
鼻骨骨折の原因と症状
①.鼻骨骨折の原因とは
鼻の穴の入り口付近は、軟骨で覆われています。
しかし、鼻のねもとには鼻骨とよばれる骨があります。
この部分に対して力が加わると鼻骨骨折をしてしまいます。
導入文でも言いましたが、鼻骨骨折の原因の多くは顔や鼻に外から力が加わることです。
特にスポーツをしている人は、鼻骨骨折のケガが多いです。
・サッカーや野球をやっていて、ボールが顔や鼻にあたるケガをする。
・柔道やボクシングなどで、顔や鼻をぶつけてしまいケガする。
・転んで顔面をぶつけてしまいケガをする。
・交通事故で顔や鼻をぶつけてしまいケガをする。
など、鼻骨骨折の原因はさまざまです。
鼻骨骨折は、自然におこるケガではありません。
必ず、外からの力が関係してきます。
②鼻骨骨折の症状とは
まず、鼻骨骨折のケガをすると鼻に痛みを生じます。
骨折した部分をさわると痛みが増し、同時に鼻血も出ます。
とても痛いです。
鼻骨が曲がってしまうと、空気の通り道としての鼻の穴の左右の大きさが変わってしまいます。
鼻が詰まったような感覚や、息苦しさを覚えることもあります。
また、鼻骨への衝撃が激しい場合、頭蓋骨(ずがいこつ)も同時に骨折するケガをおいます。
頭蓋骨まで骨折するケガをしてしまうと、まず、髄液(ずいえき)が鼻から漏れてきます。
髄液が漏れてしまうと、病原菌が中枢神経(ちゅうすうしんけい)へ入り込みます。
すると、鼻骨を骨折したケガではおさまりません。
髄膜炎(ずいまくえん)や頭痛・発熱などを引きおこしてしまいます。
鼻骨を骨折するケガをおった際、鼻水のような液が出てきたらすぐに病院へ行きましょう。
鼻骨骨折の診断と治療
①鼻骨骨折の診断とは
鼻骨を骨折してしまうケガをした場合、骨折の状況に応じてレントゲン写真やCT
を言った、画像検査を行います。
軽いケガの場合は、行わないこともあります。
先ほど、鼻骨骨折の原因でも言いましたが、鼻骨以外も骨折している可能性があります。
そのため鼻以外の画像検査も行うことがあります。
②鼻骨骨折の治療とは
鼻骨骨折をそのままにしておくと、鼻骨が変形してしまったり、空気の通りが悪くなってしまったりします。
軽いケガだからと油断してはいけません。
鼻骨がずれ空気の通りが悪くなると、寝ている時の鼻呼吸や運動などに支障をきたします。
このことを防ぐために、鼻骨骨折で鼻が変形してしまった場合は、手術にて治療を行います。
鼻の中に手術器具を入れて治療を行うため、外から見た傷はできません。
手術によって鼻骨の形を直し、鼻の内部・外部から骨を固定して骨が再びズレないようにします。
年齢に応じて、局所麻酔もしくは全身麻酔を行うこともあります。
鼻骨骨折のケガは、早く治療を行えばほぼ完璧に元の形に戻ります。
ケガをしてからすぐに病院へ行かず放っておいてしまうと、元の形に戻すことが難しくなります。
鼻骨を折るケガをしてから1週間以上たってしまうと、元の形に戻すことは難しいでしょう。
鼻骨を折るケガをしてから1週間以上たってしまった場合、麻酔をして元に戻そうとしても、痛みが強く全身麻酔が必要になります。
鼻骨を折るケガをしてから1ヶ月以上たってしまった場合は、鼻骨を元の形に戻すためには骨を切って付け直す必要が出てきます。
手術の時間も長くなり、体への負担が大きくなります。
鼻骨骨折の原因
鼻骨を骨折するケガで、頭蓋骨も骨折する可能性について「鼻骨の原因とは」で、少し書きました。
部骸骨の他にも、目の間の骨である鼻篩骨(びしこつ)を骨折する場合もあります。
鼻篩骨は、軽い衝撃くらいではおれませんが、交通事故など強い衝撃が顔に生じた時に折れてしまいます。
鼻篩骨には、まぶたがついている突起や、涙を鼻へと流している孔(こう)があります。
鼻篩骨を骨折する大ケガをすると、目の形が変わってしまう・涙が止まらなくなるなどの症状が出ます。
鼻の筋も凹んでしまいます。
鼻篩骨を骨折する大ケガをしたら、すぐに病院へ行き治療を受けましょう。
骨を移植する手術になる場合もあります。
まとめ
鼻骨を骨折するケガを、鼻骨骨折と言います。
スポーツやケンカなどで顔をぶつけてしまうと、簡単に折れてしまう骨です。
軽いケガの場合は、簡単な治療で済みます。
しかし、事故などで大きなケガをしてしまうと手術が必要になります。
鼻骨が曲がる、鼻呼吸がしづらいなど軽いケガだからと自己判断しないようにしましょう。
自己判断して病院に行かないと、治療が遅れてしまう場合もあります。
鼻にケガをしてしまった時、痛みが続くようであればすぐに病院へ行きましょう。
鼻のケガだけではなく、頭蓋骨などもケガをしているかもしれません。
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