
山城 宏統

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立ち上がるとき膝が痛い!
その症状は変形性膝関節症かもしれません。
変形性膝関節症(へんけいせいしっかんせっしょう)とは、軟骨(なんこつ)がすりへり膝に激しい痛みがおこる病気です。
変形性膝関節症は、加齢や体重が増えることによっておこります。
特に、女性に多く発症します。
また、外傷によって変形性膝関節症をひきおこすこともあります。
膝は全身の体重が大きくかかる部分です。
変形性膝関節症の発症を防ぐためには体重を増やしすぎないようにコントロールすることが重要です。
さらに、膝まわりの筋力をしっかりと鍛えることも、膝への負担を減らすため良いと考えられています。
また、病状が進行すると歩行が難しくなることもあります。
そのような場合には、手術を行うこともあります。
変形性膝関節症の原因と症状
①変形性膝関節症の原因とは
膝は、立ち上がったり歩いたりするときに大事な役割をはたします。
骨と骨が合わさっている膝関節は、骨同士がぶつからないように、軟骨でおおわれています。
しかし、加齢や体重の増加、O脚などの原因で膝関節の軟膏(なんこう)が減ってしまいます。
軟骨が減ると、膝の骨同士がぶつかってしまい、それが原因で炎症や変形がおこってしまう。
そうした状態を、変形性膝関節症といいます。
変形性膝関節症の病気は、ほっといても治らない進行性の病気です。
減ってしまった軟骨を元に戻し、変形性膝関節症を完全に治すことは難しいと言われています。
しかし、膝への負担を減らし変形性膝関節症の進行を遅らせることはできます。
変形性膝関節症の症状を自覚している人は、1000万人以上おり、40歳以上の男性が4割以上、女性が6割以上にのぼします。
変形性膝関節症は女性の発症が多く、はっきりとした理由はわかっていません。
しかし、骨粗しょう症が関連していると考えられています。
②変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症は、立ち上がるとき階段を登る時などで膝に痛みが出ます。
歩き出し、痛みが出てきても歩き続けることに問題がない、歩くのをやめて、少し休むと痛みがなくなるような症状があげられます。
変形性膝関節症による痛みをくり返すと、歩行や階段の登るさいの痛みがどんどん悪化していきます。
そして、膝を伸ばせない・正座できないなど、膝を動かせる範囲が制限されていきます。
長時間の歩く、重いものを運ぶ、運動後急に痛みが強くなることもあります。
また、膝関節に水がたまってしまうこともあります。
関節に水がたまると、膝が腫れてしまい曲がりにくくなります。
骨同士があたりゴリゴリという音が聞こえることもあります。
変形性膝関節症の末期症状になると、歩行ができなくなり、膝関節を曲げ伸ばしできなくなります。
変形性膝関節症で骨が変形してしまうため、O脚がとても目立つようになります。
変形性膝関節症の予防
変形性膝関節症は、関節軟骨の老化やすりへりによっておこります。
年齢を重ねることで、関節軟膏はどうしても老化してしまいます。
ですので、変形性膝関節症の進行を遅らせるため、膝に負担をあたえないことが重要になります。
①正座をしない
正座は、膝にかなりの負担がかかります。
日本人は正座ができてあたりまえ、しかし人の膝は正座をするように作られていないのです。
正座は、できる限り避けるようにしましょう。
②体重をへらす
体重が重くなると、膝への負担が大きくなります。
膝への負担は変形性膝関節症の発症につながります。
肥満の方は、減量して膝への負担をへらしましょう。
③筋肉をきたえる
関節軟骨は加齢とともにへっていき、緩みが生じます。
この緩みを抑えるために、太もものにある大腿四頭筋(だいたいよんとうきん)を鍛えることが大切です。
また、太もも裏の大腿三頭筋(だいたいさんとうきん)やふくらはぎを鍛えることも良いです。
変形性膝関節症は進行性の病気です。
変形性膝関節症での痛みは、最初の段階であれば体を傷つけない保存療法です。
筋肉を鍛えることで少し改善ができます。
しかし、保存治療では変形性膝関節症を治すことはできません。
変形性膝関節症は、保存治療をしていても進行は少しずつ進み、やがては、膝を動かせなくなります。
そうなる前に早めに手術を受け、変形性膝関節症を治しましょう。
まとめ
変形性膝関節症は、加齢や肥満によって膝関節の軟膏がすりへることで発症します。
変形性膝関節症にならないためには、膝に負担がかかる正座や長期の歩行などはさけましょう。
それでも、変形性膝関節症を発症してしまうことがあります。
初めは「膝が痛いなぁ」くらいの痛みですが、症状が進むにつれて膝が曲げられない、伸ばせないなど、どんどん痛みが増加していきます。
肥満の方は体重の減少をしましょう。
高齢の方も、膝周りの筋肉トレーニングをすることで、関節軟膏の緩みをなくし変形性膝関節症を発症しにくくなります。
痛みが続く時は、我慢せずお医者さんへいきましょう。
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