山城 宏統
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小学生高学年から大学生までのスポーツをよくしている成長期の学生で、腰痛を感じている人はいませんか?
練習中は痛みがないが、練習前や練習後に痛みが出たり、学生の人は学校の授業中に椅子に座っていると痛みが出てきたとかありませんか。
そんな症状がある子は、もしかしたら疲労骨折の可能性があります。
ただの腰痛ではなく、腰の骨にヒビになっている骨折です。
そのまま骨折を放っておくと、すべり症となってしまうかもしれません。
すべり症についてはあとで詳しくご説明致します。
疲労骨折とはどんな状態
背骨は首から腰まで一つ一つの椎骨と言われるものが積み重なって出来ています。
腰椎の椎骨は前側が丸い椎体と言われるもので、後ろ側には椎弓と言われるものと、棘突起、横突起、上関節突起、下関節突起などがあり、背骨はその場所を靭帯や椎間板、関節包などによって繋がっています。
そして、今回お話しさせていただいている疲労骨折とは、上関節突起と下関節突起の間で発生するものです。
疲労骨折の原因は繰り返し長期間負担がかかり、負担のかかったところが疲労骨折をしてしまいます。
特に腰を捻ったり、後ろに反ったりする子に多くみられます。
どんな人に起きやすいかは、子どものころからスポーツを頑張っている人に多くみられます。
サッカー、フットサル、野球、ソフトボール部、バスケットボールなどの球技や相撲、ラグビー、アメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツ、体操などの水泳などいろいろなスポーツにも起きてしまうものです。
そして、疲労骨折を治療しないで放っておくと、進行して分離すべり症になってしまいます。
分離すべり症とは、骨折して支えるものがなくなってしまうと、上下でキレイに積み重なっているものが、前や後ろに滑ってずれてしまい、ずれが大きくなると、近くにある神経を圧迫してしびれや神経症状が出現してきます。
すべり症には、老化による変性すべり症や、生まれつき形成不全のために起きる先天性すべり症があります。
疲労骨折の症状とは
疲労骨折の特徴として、主に腰部の痛みがあります。
長時間立っていたり、肉体労働をした後に痛みが強くなったり、鈍く重たい感じがあります。
身体をねじったり腰を後ろに反る動きをした時に痛みが強く出たりします。
疲労骨折だけでは、下肢にしびれや痛みがなど起きることはほとんどありませんが、すべり症になってしまうと下肢にしびれや痛み放散痛が出現します。
疲労骨折からすべり症になってしまい、症状がひどいと手術をしたりするケースもあります。
疲労骨折が起きた時の処置・対処
初期の疲労骨折であれば、安静と固定をしっかりしていれば疲労骨折したところがくっつくと言われています。
最初に腰に痛みを感じた時に我慢して練習を休んで、症状が軽減してきたら身体の柔軟性がとっても大切になってくるので、筋肉の柔軟性を高めて関節の可動域を広げていく必要があります。
そして、腰にかかる負担を減らすために、肩を回したり、背中の筋肉の緊張をマッサージや鍼灸治療、電気治療で緩めたり、直接骨折しているところにオステオトロンと言われる骨折治療機器を当てることで回復が早くなります。
病院でも使用されている、骨折治療機器のオステオトロンを使用すると骨折の回復がだいたい40パーセント早くなると言われています。
そして、さらに整体院トトノエルには酸素カプセルがあります。
骨折しているほとんどの患者さんで、早期回復を希望されている人は、整体院トトノエルの酸素カプセルをご利用していただき、早期に競技に復帰しています。
他の接骨院に通われている人でも、そこには酸素カプセルがないからとわざわざ遠くから来院される方も多くいます。
疲労骨折の検査
疲労骨折の検査には、レントゲンやCT、MRIなどを用いて検査を行います。
初期の疲労骨折ではレントゲン検査のみでは、疲労骨折を見逃されることも多く、病院で異常ないと言われそのまま運動していて痛みが中々良くならないと相談に来られた学生さんも多くいます。
整体院トトノエルで問診、検査などされていただき、疲労骨折の疑いのある場合には専門の病院へご紹介することもできます。
患者さんによっては、再度検査したことで疲労骨折と診断され、その後、練習をしっかり休んで治療に専念し、改善した患者さんもいました。
疲労骨折の状態のまま、ただの腰痛と思って練習を続けていてすべり症とならなくて済んだ人もいます。
まとめ
疲労骨折について簡単に書いてみましたが自分のお子さん、友達、知り合いでスポーツしていて、腰の痛みを訴えている人はいませんか?その腰の痛みは長く続いていませんか?
もし、そのような人がいましたら整体院トトノエルにお越しいただき、一度身体の状態を診させていただき、必要があれば病院にもご紹介することができます。
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