山城 宏統
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この記事は、柔道で多いケガの原因や症状についてわかりやすく紹介します。
柔道で多いケガの対処法や治療法も解説します。
すでに柔道によるケガを負っている方はぜひ参考にしてください。
柔道が原因でケガが多い人の特徴をしっかり学び予防に取り組みましょう。
柔道に多いケガ
柔道で気をつけなければならないのがケガです。
組手の練習や試合の時が、一番ケガをしやすいです。
ケガをすると日常生活に支障をきたし、柔道の練習もいつものようにできません。
柔道は武道でありケガがつきものです。
ケガとうまく付き合いながら練習や試合をすることが大切です。
柔道に多いケガの部位
柔道で多いケガの部位は
1位 足
2位 肩
3位 腰
です。
柔道に多いケガの起きやすい状況や原因を部位ごとに紹介します。
・足
最も多いケガは足の捻挫(ねんざ)です。
相手の姿勢を崩すための技をかけた時や、踏み込んだ時によく起こります。
じん帯損傷やけん断裂も多いです。
・肩
肩や腕のケガで多いのが肩関節脱臼(かたかんせつだっきゅう)や肩鎖関節脱臼(けんさかんせつだっきゅう)です。
柔道に限らず、相手との接触が多いスポーツでは、肩から落ちます。
直接肩に強い刺激を受けることが多いです。
受け身を失敗してもケガをしてしまいます。
・腰
腰部では、パワープレーが続くとヘルニアや分離症(ぶんりしょう)などのケガが多い場合があります。
特に中学生や高校生では骨格が出来上がっていないため、起こりやすくなっています。
年齢を重ねると骨格が出来上がっているため、筋肉の損傷による腰痛が起こりやすくなっていきます。
その他にも、肘のケガや膝のケガがあります。
過剰な負荷がかかった際にケガがおきます。
そして、柔道では投げられ畳にたたきつけられた際に、頭部や顔面などをケガしてしまう場合が多いです。
柔道に多いケガの治療方法
柔道に多いケガの治療方法を説明します。
2-1柔道に多いケガの応急処置
まずは、柔道に多いケガの応急処置を紹介します。
・痛みがある場合は安静にする
・痛みを感じる部分を冷やす
・包帯やテーピングなどで圧迫、固定をする
・心臓よりも高い位置で安静を保つ
この応急処置は、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(高挙)の頭文字をとって、「RICE(ライス)」とも呼ばれています。
脱臼(だっきゅう)の応急処置として、まずは出血がある場合は真っ先に止血をします。
脱臼は骨折や捻挫との判断がつかない場合があります。
素人の判断ではなく、専門家や病院に頼りましょう。
2-2柔道に多いケガの治療方法
柔道でケガをした場合、応急処置で痛みや腫れが治まれば問題ないですが、中には症状が改善されないこともあります。
そのような場合は、できるだけ早く病院で治療を受けることが大切です。
病院では、テーピングや装具などを着用してケガした部位を安静にします。
ケガの回復を待つ保存治療が多いです。
痛みや腫れが治まらない場合には、鎮痛薬(ちんつうやく)を処方してもらったりします。
柔道に多いケガが多い予防するための対策
柔道に多いケガを予防するための対策を紹介します。
柔道をする機会が多い方は参考にしてみましょう。
3-1柔道のケガを予防する対策①ストレッチ、マッサージ
柔道でケガが多い人は、お風呂上りや柔道の後にストレッチをすることです。
筋肉や腱の柔軟性を高めることができます。
さらに、柔道の練習や試合を始める前にストレッチを行うことです。
体をほぐすことができ、ケガを予防する効果が得られます。
また、柔道で足などに負担を掛けたときは、マッサージをすることです。
血液の流れを良くし、炎症などのケガを予防ができます。
たくさん練習することが多い方は、ぜひストレッチとともにマッサージも行いましょう。
3-2柔道のケガを予防する対策②過度な練習をしない
柔道をする上で、過度な練習が多い方は足周辺に負担がたまりやすくなります。
そのためケガをする確率が高くなります。
そのため、組手の練習や、乱取りの練習だけをするのではなく、上半身の筋トレをして体幹を強くしましょう。
体感を強くバランスの取れた練習をすることが大切です。
足に疲労がたまっている状態だと、普段と同じ動作をすることが難しくなります。
柔道で多いと言われている「捻挫」や「骨折」を引き起こしやすくなるので、注意しておきましょう。
3-3柔道のケガを予防する対策③筋力アップ
脂肪をつけることよりも、筋肉をつけることが予防につながります。
筋力アップは今すぐにできません。
少しずつ筋力トレーニングをしていきましょう。
足払いなどの攻撃から身を守るのは脂肪ではなく筋肉です。
筋肉がつけば予防になるだけではなく、攻撃力も上がります。
3-4柔道のケガを予防する対策④受け身の練習
柔道では相手に投げられたことによって畳にたたきつけられます。
受け身を取らずに倒れると、ケガをしてしまう可能性が高いです。
そこで、技をかけられた後に倒れるときは受け身を取ります。
受け身にも種類があり、相手にかけられた技や倒れ方によって取る受け身の種類は変わります。
適切な受け身を取れるようになるとケガも減り、投げられたことによる恐怖心もなくなります。
柔道をするときは必ず身につけなければならない技術です。
受け身の種類
・後ろ受け身
・横受け身
・前受け身
・前回り受け身
などがあげられます。
まとめ
今回は、柔道で多いケガの種類やケガが多いシチュエーションや、ケガの治療方法、ケガの予防を紹介しました。
ケガの予防のポイントは
・柔道の練習前練習後、試合前試合後にはきちんとストレッチなどの準備体操をする
・筋力をアップし、ケガに強い体をつくる
そして、最も重要なのが受け身の練習です。
柔道では技を覚えるよりも受け身を覚えることの方が重要です。
受け身がうまくできないとケガの原因につながります。
柔道はケガをしやすいスポーツです。
ケガの予防をしないと大きな事故につながることがあります。
柔道を楽しく続けるために、今回説明した柔道に多いケガを予防するための対策をぜひ実践して見てください。
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