柔道整復師が指南。肩こりの原因とは?7つのタイプ別に分けて原因と改善方法を解説

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林 祐子

やましろ接骨院本院院長株式会社ビグス
やましろ接骨院本院・院長 柔道整復師になり10年以上の現場経験を持っています。まだまだ未熟ですが、怪我をした時や、困った時にまず第一選択肢として、やましろ接骨院を頼ってもらえるような院にするために日々、患者さんの施術にあたっています。また、女性院長ならではの対応を心がけています。女性にしかわからない悩みなどなにかあった時には頼ってください。 柔道整復師にしかできないことを、患者さんに還元していきます!!

肩こりは日本人の痛みや辛さの自覚症状の調査で、女性は1位、男性は2位と多くの人が悩まされているといわれています。
最近では、大人にかかわらず、子供でも肩こりを訴えてくる方もいます。
なかには、肩こりの症状で頭痛が出たり、体がだるくなったりする人もいます。肩こりといってもいろいろな原因が考えられます。
今回は、いろいろ考えられる肩こりの原因をお教えします。

肩こりとは

肩こりとは、首から肩、背中にかけての筋肉がこわばり、だるさ、重さ、疲労感、痛みを感じる症状が肩こりといわれています。
いろいろな筋肉が関連しますが、僧帽筋(そうぼうきん)といわれる、首から肩、背中にある筋肉がとくに影響をあたえているといわれています。

 

筋肉疲労タイプ

デスクワークなどで長時間、同じ姿勢をしている人。
スポーツなどで筋肉をいっぱい使った人。
姿勢が悪い人。
は筋肉疲労タイプ。
肩こりのはじまりの人が多いです。蓄積されていくとひどい肩こりに移行することもあるので、注意が必要です。

眼精疲労タイプ

パソコンやスマホなどを長時間使用する人がこのタイプです。
目を酷使することで首の筋肉が凝り、肩の筋肉も凝ってくるという悪循環に陥てしまうことをいいます。
ひどくなると、頭痛をともなったり、吐き気や気持ち悪くなることもあります。

運動不足タイプ

体を動かすことが少なくなったり、
体は温まっても肩を触ると冷たく感じる人。
運動量が低下することで血液やリンパが巡らなくなり、体を触ると冷たいなどの症状が出てしまうことがあります。

体液循環低下タイプ

筋肉タイプ十運動不足タイプを併せ持っている人。
加齢や体力低下などによって、運動不足タイプと同様の状態になってしまうことをいいます。

ストレスタイプ

精神的ストレスを抱えている人。
左肩が上げにくい人もここに分類されることもあります。
特に女性に多いといわれています。
ストレスによる胃の不調で肩こりにつながることもあります。
胃が左寄りにあるので、左肩が上げにくくなることもあります。

内臓負担タイプ

食べ過ぎ、飲みすぎ、偏食の人。
特に男性に多く、肝臓などの内臓の不調が肩こりにつながります。
肝臓が右側にあるので、右肩が上げにくくなることもあります。

女性ライフイベントタイプ

生理不順、産前産後のトラブルの人。
女性は男性よりホルモンのバランスが崩れやすい。
また、おなか周りにトラブルを抱えていると体が丸まり、
肩こりの原因になってしまいます。
腹痛

改善方法


筋肉疲労タイプや、眼精疲労タイプには、適度なストレッチが有効です。
まずは姿勢を良くすることが大事になってきます。
パソコンやスマホなどを使うとき、首が前に出た姿勢になると首の前面の鎖骨に繋がる筋肉(胸鎖乳突筋【きょうさにゅうとつきん】)が縮み、顎がひけなくなります。
改善のため、1時間に1回は姿勢を正してください。
大きく深呼吸するだけでも構いません。
大きく深呼吸すると、胸が開けるので、姿勢を正すきっかけになります。
また首の前面の筋肉(胸鎖乳突筋など)を伸ばすストレッチをしてください。

運動不足タイプ、体液循環低下タイプはウォーキングをしてください。
ウォーキングやジョギングが効果的です。
まずは普段の生活の中で階段を使ったり、一駅分歩いたりすることを心がけましょう。歩く・走るときは、姿勢を正し、腕を振ることも忘れず振ってください。
また、体液循環低下タイプは、体温を上げる必要があるので、毎日きちんと入浴しましょう。

ストレスタイプは、自分なりの発散方法を見つけましょう。
ストレスの原因をなくすのが一番ですが、なかなか難しい。自分なりのストレス発散方法で、イライラやモヤモヤを解消しましょう。

内臓負担タイプは生活習慣の改善をしましょう。
食べ物、飲み物など生活習慣の改善が必要です。
お酒を飲む方は休肝日を作りましょう。
また、急激に血圧が上がったり体重が増えてしまったと言う場合には、
ダイエットに取り組むことも必要です。

女性ライフイベントタイプは専門医に相談しましょう。
生理が近づくと肩こりになるなど、まずは自分の体のリズムを知ることで、「もうすぐ生理だからマッサージで癒やしてもらおう」など自分なりの対処法が見つかります。生理痛などひどいようなら、専門医で診断してもらいましょう。

快適な睡眠が肩こり解消につながるといわれています。
また、肩こりは毎日の睡眠と大きく関係があるといわれています。
睡眠時の副交感神経の働きにより体の不調の回復につながります。
質の高い眠りのためには、寝具や睡眠時の姿勢も重要になります。

睡眠

まとめ

肩こりになってしまう原因をあげました。
あなたはどのタイプでしたか?
肩こりには、様々な原因があり、それに合った方法で改善、解消していかなくてはいけません。
まずは、自分の肩こりの原因を知ることで、症状を改善していくのが、大事になっています。
一時的に治すのではなく、根本的になおしていかなくてはいけません。
慢性的に肩こりを持っている方は、意外とその身体の状態に慣れてしまっていて、どうせ治らないから仕方がない、しょうがないと思いがちですが、そんなことはなく、今の出てしまっている症状を把握し、しっかりとした原因をしり、根本的に治していくようにしなくてはいけません。

 

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