林 祐子
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肩こりは日本人の痛みや辛さの自覚症状の調査で、女性は1位、男性は2位と多くの人が悩まされているといわれています。
最近では、大人にかかわらず、子供でも肩こりを訴えてくる方もいます。
なかには、肩こりの症状で頭痛が出たり、体がだるくなったりする人もいます。肩こりといってもいろいろな原因が考えられます。
今回は、いろいろ考えられる肩こりの原因をお教えします。
肩こりとは
肩こりとは、首から肩、背中にかけての筋肉がこわばり、だるさ、重さ、疲労感、痛みを感じる症状が肩こりといわれています。
いろいろな筋肉が関連しますが、僧帽筋(そうぼうきん)といわれる、首から肩、背中にある筋肉がとくに影響をあたえているといわれています。
筋肉疲労タイプ
デスクワークなどで長時間、同じ姿勢をしている人。
スポーツなどで筋肉をいっぱい使った人。
姿勢が悪い人。
は筋肉疲労タイプ。
肩こりのはじまりの人が多いです。蓄積されていくとひどい肩こりに移行することもあるので、注意が必要です。
眼精疲労タイプ
パソコンやスマホなどを長時間使用する人がこのタイプです。
目を酷使することで首の筋肉が凝り、肩の筋肉も凝ってくるという悪循環に陥てしまうことをいいます。
ひどくなると、頭痛をともなったり、吐き気や気持ち悪くなることもあります。
運動不足タイプ
体を動かすことが少なくなったり、
体は温まっても肩を触ると冷たく感じる人。
運動量が低下することで血液やリンパが巡らなくなり、体を触ると冷たいなどの症状が出てしまうことがあります。
体液循環低下タイプ
筋肉タイプ十運動不足タイプを併せ持っている人。
加齢や体力低下などによって、運動不足タイプと同様の状態になってしまうことをいいます。
ストレスタイプ
精神的ストレスを抱えている人。
左肩が上げにくい人もここに分類されることもあります。
特に女性に多いといわれています。
ストレスによる胃の不調で肩こりにつながることもあります。
胃が左寄りにあるので、左肩が上げにくくなることもあります。
内臓負担タイプ
食べ過ぎ、飲みすぎ、偏食の人。
特に男性に多く、肝臓などの内臓の不調が肩こりにつながります。
肝臓が右側にあるので、右肩が上げにくくなることもあります。
女性ライフイベントタイプ
生理不順、産前産後のトラブルの人。
女性は男性よりホルモンのバランスが崩れやすい。
また、おなか周りにトラブルを抱えていると体が丸まり、
肩こりの原因になってしまいます。
改善方法
筋肉疲労タイプや、眼精疲労タイプには、適度なストレッチが有効です。
まずは姿勢を良くすることが大事になってきます。
パソコンやスマホなどを使うとき、首が前に出た姿勢になると首の前面の鎖骨に繋がる筋肉(胸鎖乳突筋【きょうさにゅうとつきん】)が縮み、顎がひけなくなります。
改善のため、1時間に1回は姿勢を正してください。
大きく深呼吸するだけでも構いません。
大きく深呼吸すると、胸が開けるので、姿勢を正すきっかけになります。
また首の前面の筋肉(胸鎖乳突筋など)を伸ばすストレッチをしてください。
運動不足タイプ、体液循環低下タイプはウォーキングをしてください。
ウォーキングやジョギングが効果的です。
まずは普段の生活の中で階段を使ったり、一駅分歩いたりすることを心がけましょう。歩く・走るときは、姿勢を正し、腕を振ることも忘れず振ってください。
また、体液循環低下タイプは、体温を上げる必要があるので、毎日きちんと入浴しましょう。
ストレスタイプは、自分なりの発散方法を見つけましょう。
ストレスの原因をなくすのが一番ですが、なかなか難しい。自分なりのストレス発散方法で、イライラやモヤモヤを解消しましょう。
内臓負担タイプは生活習慣の改善をしましょう。
食べ物、飲み物など生活習慣の改善が必要です。
お酒を飲む方は休肝日を作りましょう。
また、急激に血圧が上がったり体重が増えてしまったと言う場合には、
ダイエットに取り組むことも必要です。
女性ライフイベントタイプは専門医に相談しましょう。
生理が近づくと肩こりになるなど、まずは自分の体のリズムを知ることで、「もうすぐ生理だからマッサージで癒やしてもらおう」など自分なりの対処法が見つかります。生理痛などひどいようなら、専門医で診断してもらいましょう。
快適な睡眠が肩こり解消につながるといわれています。
また、肩こりは毎日の睡眠と大きく関係があるといわれています。
睡眠時の副交感神経の働きにより体の不調の回復につながります。
質の高い眠りのためには、寝具や睡眠時の姿勢も重要になります。
まとめ
肩こりになってしまう原因をあげました。
あなたはどのタイプでしたか?
肩こりには、様々な原因があり、それに合った方法で改善、解消していかなくてはいけません。
まずは、自分の肩こりの原因を知ることで、症状を改善していくのが、大事になっています。
一時的に治すのではなく、根本的になおしていかなくてはいけません。
慢性的に肩こりを持っている方は、意外とその身体の状態に慣れてしまっていて、どうせ治らないから仕方がない、しょうがないと思いがちですが、そんなことはなく、今の出てしまっている症状を把握し、しっかりとした原因をしり、根本的に治していくようにしなくてはいけません。
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