山城 宏統
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この記事では、健康管理には重要とされている基礎代謝量の求め方や、その必要性について分かりやすく解説していきます。
「自分の基礎代謝量の求め方を知りたい」、「基礎代謝量についての知識を身に付けたい」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
この記事で、自分に必要なエネルギー量を知って、健康的な生活を手に入れましょう。
1.基礎代謝量とは
はじめにこちらの項目では、「基礎代謝量って何?」という方のために、基礎代謝量について解説していきます。
また、基礎代謝量を知っておく必要性も説明するので、これから基礎代謝量について学ぶ方はしっかり確認しておきましょう。
1-1.基礎代謝量とは
基礎代謝量とは、人が生活するために必ず必要なエネルギー量のことで、呼吸に必要なエネルギーや血液の循環に必要なエネルギーのことを指します。
基礎代謝量は10代の成長期が最も高く、年齢と共に徐々に低下していきますが、健康的な生活を送ることで低下を予防することが可能です。
基礎代謝量は、kcal(キロカロリー)と表すため、消費する量と摂取が必要な量を簡単に計算できます。
1-2.基礎代謝量を知る必要性
基礎代謝量は、1日に消費するエネルギー量のことなので、自分に必要な量を知っておくことで、摂取すべきエネルギー量を知ることが可能です。
基礎代謝量が低下していると、食事で摂取するエネルギー量の方が多くなりやすく、肥満体型になるリスクが高まってしまいます。
また、基礎代謝量が低いと血行が悪くなりやすく、冷え性などを発症する可能性があり、生活に支障が生じることもあるので、きちんと把握しておく必要があるのです。
2.基礎代謝量と健康の関係
続いてこちらの項目では、基礎代謝量と健康の関係性について解説していきます。
健康的な生活を送るためにも、こちらの内容をしっかり確認しておきましょう。
2-1.基礎代謝量が高いメリット
基礎代謝量が高いと健康的な生活を送ることが可能だと説明してきましたが、ここでは実際にどのようなメリットがあるのかまとめて見ていきましょう。
・内臓の活動が活発になる
・太りにくい体質になる
・疲労が蓄積しにくくなる
基礎代謝量が高いと内臓の代謝が良くなるため、病気を予防したり太りにくい体質になったりすることが可能です。
また、体に老廃物が溜まりにくいため、疲労が蓄積しにくくなり睡眠の質も向上できます。
そのため、基礎代謝量が高いことは、健康的な生活に繋がると言うことができるのです。
2-2.基礎代謝量が低いデメリット
次は、基礎代謝量が低下することで生じるデメリットをまとめたので確認していきましょう。
・汗をかきにくい体質になる
・冷え性になりやすい
・肥満体型になりやすい
やはり、基礎代謝量が低下することで一番気になるデメリットは、肥満体型になりやすいということでしょう。
肥満体型になりやすい原因としては、摂取するエネルギー量よりも消費エネルギーが少ないことや、筋肉量が少なくなるため脂肪がつきやすいことなどが挙げられます。
健康的な生活を送るためには、食事や運動など様々なことに気を遣う必要がありますが、基礎代謝量を上げることは最も初歩的な対策だと言えるでしょう。
3.基礎代謝量の求め方
次にこちらの項目では、基礎代謝量を求める方法を年齢や性別ごとに紹介していきます。
自分に必要なエネルギー量をきちんと把握して、健康的な食事の参考にしてみて下さい。
3-1.基礎代謝量の求め方
まずは、基礎代謝量を求める式を見てみましょう。
【男性の場合】13.397×体重(kg)+4.799×身長(cm)-5.677×年齢+88.362
【女性の場合】9.247×体重(kg)+3.098×身長(cm)−4.33×年齢+447.593
上記は、ハリス・ベネディクト方程式を用いて計算する場合のものですが、実際に計算するのは少し面倒だと思う方が多いでしょう。
そのため、下に年齢と性別ごとに参考の基礎代謝量をまとめたので、自分と照らし合わせて確認してみて下さい。
性別 | 男性 | 女性 | ||
年齢 | 参照体重 | 基礎代謝量 | 参照体重 | 基礎代謝量 |
1~2 | 11.5 | 700 | 11.0 | 660 |
3~5 | 16.5 | 900 | 16.1 | 840 |
6~7 | 22.2 | 980 | 21.9 | 920 |
8~9 | 28.0 | 1140 | 27.4 | 1050 |
10~11 | 35.6 | 1330 | 36.3 | 1260 |
12~14 | 49.0 | 1520 | 47.5 | 1410 |
15~17 | 59.7 | 1610 | 51.9 | 1310 |
18~29 | 63.2 | 1520 | 50.0 | 1110 |
30~49 | 68.5 | 1530 | 53.1 | 1150 |
50~69 | 65.3 | 1400 | 53.0 | 1110 |
70以上 | 60.0 | 1290 | 49.5 | 1020 |
参照体重は、各年齢の平均体重を代入していますが、大きく異なる場合は自分の体重と身長から計算してみて下さい。
健康的な体を維持するためには、身長にもよりますが上記の体重を意識することが必要なので、肥満気味の方は食事や運動の見直しを行うようにしましょう。
4.実際の生活で必要なエネルギー量を求める方法
最後にこちらの項目では、基礎代謝量を含めた実際の生活で必要になるエネルギー量を求める方法を紹介していきます。
こちらも年齢と性別ごとに表を作成しているので、自分と照らし合わせて確認してみるといいでしょう。
4-1.実際の生活で必要なエネルギー量を知っておく理由
生活スタイルは人それぞれ違うので、1日で必要になるエネルギー量は基礎代謝量を求めるだけでは分かりません。
そのため、生活レベルを3段階に分別することで、1日に必要なエネルギー量を計算する必要があるのです。1日に必要なエネルギー量を知っておくことで、過剰にエネルギーを摂取することなく、健康的な生活を送ることが可能になるので、必ず確認しておきましょう。
4-2.基礎代謝量から1日の消費エネルギーを計算する方法
まずは、生活スタイルをどのように3段階に分けるのかを見ていきましょう。
【生活レベル1】生活のほとんどが座ったり寝ていたりしている状態で、静的な活動が中心である場合
【生活レベル2】座った状態での生活が中心だが、職場や学校内での移動や立った状態での作業、または家事や通勤などの軽い運動を含んでいる場合
【生活レベル3】移動や立った状態での生活が多かったり、スポーツなど活発な運動習慣があったりする場合
次に、生活レベルと年齢ごとの数値を表にまとめたので確認してみましょう。
年齢 | 生活レベル1 | 生活レベル2 | 生活レベル3 |
1~2 | ― | 1.35 | ― |
3~5 | ― | 1.45 | ― |
6~7 | 1.35 | 1.55 | 1.75 |
8~9 | 1.40 | 1.60 | 1.80 |
10~11 | 1.45 | 1.65 | 1.85 |
12~14 | 1.45 | 1.65 | 1.85 |
15~17 | 1.55 | 1.75 | 1.95 |
18~29 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
30~49 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
50~69 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
70以上 | 1.45 | 1.70 | 1.95 |
1日の生活に必要なエネルギー量は、「基礎代謝量×上記の数値」から計算することが可能なので、健康的な生活を送るために計算しておくことが必要です。
5.まとめ
今回は健康的な生活を送る上で必要な基礎代謝量の求め方や、その必要性について紹介してきましたが、年齢や性別によって基礎代謝量が異なることや、1日の生活に必要なエネルギー量を知ることが必要なことが分かりました。
1日の生活に必要なエネルギー量以上に摂取して、不健康な生活にならないためにも、この記事を参考に自分に必要なエネルギー量をしっかり確認しておきましょう。
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