
大島望美

最新記事 by 大島望美 (全て見る)
- 季節の変わり目による寒暖差と自律神経について - 2025年3月27日
- 反り腰・猫背を改善し、腰痛を予防!! - 2025年3月24日
- 骨折からの回復力アップ⤴︎栄養素を知って早期復帰を目指そう!! - 2024年5月12日
季節の変わり目に、気温の急激な変化によって体調を崩しやすいという方が多いのではないでしょうか?
特に、寒暖差が大きくなると、自律神経の働きが乱れやすくなります。
今回は、寒暖差がもたらす自律神経への影響と、その調整方法について詳しくご紹介します。

1. 自律神経とは?
自律神経とは、私たちが意識しなくても体の中で自動的に働く神経のことです。
呼吸や心拍数、消化、血圧、体温の調整など、日常生活に欠かせないさまざまな機能を司っています。
自律神経は大きく分けて、交感神経と副交感神経の2つの働きがあります。
- 交感神経:体が活動的になるときに働きます。運動時やストレスを感じた時などに活発になり、体温が上がり、心拍数も増加します。
- 副交感神経:体をリラックスさせ、回復を促す役割を持っています。寝ているときやリラックスしている時に活発になり、心拍数が減り、消化機能が向上します。
この2つの神経がバランスよく働くことで、体の調整がスムーズに行われます。

2. 季節の変わり目と寒暖差が自律神経に与える影響
季節の変わり目には、気温の変動が急激に起こります。特に春や秋は昼夜の寒暖差が大きく、体温調整が難しくなります。このような環境の変化は自律神経に大きな影響を与え、次のような不調を引き起こすことがあります。
- 体温調整がうまくいかない:寒暖差が激しいと、体温を一定に保つために自律神経が過剰に働きますが、それがうまくいかないと、体調不良や冷え、発汗の不調を感じやすくなります。
- 疲れやすい、眠れない:自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、寝つきが悪くなったり、日中に急激に疲れを感じたりすることがあります。
- 頭痛やめまい:自律神経が乱れると、血流がうまく調整されず、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状を引き起こすこともあります。
このように、寒暖差は自律神経を不安定にし、体調を崩す原因となります。

3. 寒暖差による自律神経の乱れを整える方法
では、寒暖差によって乱れた自律神経をどのように整えるべきでしょうか?
以下の方法で自律神経を調整し、季節の変わり目を快適に乗り切りましょう。
・ 温かい飲み物で体を温める
寒暖差の影響で体が冷えると、交感神経が活発になりすぎてしまうことがあります。
そんなときは、温かい飲み物を摂取して、体を温めることが大切です。
特に、カフェインが含まれていないハーブティーやしょうが湯などは、副交感神経を優位にしてリラックス効果をもたらします。
・深呼吸とストレッチでリラックス
深呼吸をすることで、呼吸を意識的に整えることができます。
呼吸が深くなると、副交感神経が優位になり、リラックス状態に導かれます。
また、軽いストレッチをすることで、体の緊張をほぐし、血行を促進することができます。
特に、肩や首周りのストレッチを行うと、肩こりや頭痛の予防にもなります。
・体を温めるための入浴
寒暖差で冷えを感じたときは、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることをおすすめします。
温かいお湯に浸かることで血行が促進され、体温調整がスムーズに行われます。
お風呂上がりには、ゆっくりとリラックスして副交感神経を優位にするように心がけましょう。
・規則正しい生活と睡眠
規則正しい生活を心がけ、毎日決まった時間に寝ることが重要です。
自律神経は睡眠中に回復し、次の日の活動に備えます。
特に、季節の変わり目は寝室の温度を調整し、快適な睡眠環境を作ることが大切です。
寝室の温度が低すぎても高すぎても自律神経が乱れやすいため、快適な温度を保ちましょう。
・ 適度な運動で自律神経を活性化
適度な運動を日常的に行うことで、交感神経と副交感神経のバランスが取れやすくなります。
ウォーキングや軽いジョギングなど、体を動かすことで血行が促進され、自律神経が整いやすくなります。
無理のない範囲で毎日少しずつ体を動かすことが、健康的な体作りに役立ちます。

4. まとめ
季節の変わり目による寒暖差は、自律神経に大きな影響を与え、体調不良を引き起こすことがあります。しかし、温かい飲み物や深呼吸、ストレッチ、入浴などの方法を取り入れることで、体の調整を行い、自律神経を整えることができます。また、規則正しい生活や適度な運動も、バランスの取れた自律神経を作るために効果的です。
寒暖差に負けず、健康的に過ごすために、自律神経のケアを意識して、季節の変わり目を快適に乗り切りましょう。やましろ接骨院では、体調の不調に対するケアやアドバイスも行っていますので、気になることがあればぜひご相談ください。
この記事へのコメントはありません。