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井手 恒太
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野菜の摂取量が足りない子供。食べ残しが多かったり、好きな物しか食べてくれない。野菜をしっかり食べさせようと努力はしているものの。そんなご家庭も少なくないと思います。「うちの子野菜足りてるのかしら?」「どんな野菜を食べさせたらいいの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
健康的な生活を維持するために必要な1日の野菜目標摂取量は3~5歳で240g、6~7歳で270g、8~9歳で300g、10歳以上で350gと定められています。
また子どもの野菜摂取に関する意識調査によると、1日の野菜摂取量が不足している子どもは、96%にも及ぶことが判明しました。つまり十分に野菜を摂れている子どもは、全体のたった4%しかいないということになります。このようにして野菜不足が続くと子どもの成長や体調にマイナスな影響を与えてしまうこともあります。
野菜100g(目安)=人参中1/2本・キャベツ大葉2枚・トマト中1/2個・ピーマン3個程度になります。
子どもはなぜ野菜が苦手なの?
ご飯やパン、肉、魚は食べるのに野菜は嫌いで食べられないという子どもは少なくありません。子どもが嫌いな代表的な野菜としてゴーヤ・ピーマン・モロヘイヤ・なす・ネギ・セロリ・春菊などがあります。このように独特の苦みや青臭さ、アクの強い野菜などが、子どもに嫌われてしまう傾向にあることがわかります。
実際に子どもが野菜を嫌いな理由としては・苦みやえぐみがある・食感 (硬くて飲み込めない、柔らかすぎて気持ちが悪い) や舌ざわりが嫌い・においが強い・青臭い・見た目に抵抗があるなど、この他にも酸味や渋み、辛みなども嫌いな理由としてあげられています。
野菜が子どもの成長に必要な理由
野菜には子どもの成長に必要な栄養素がたくさん詰まっているからです!食べ物の中に含まれている栄養素のうち糖質、タンパク質、脂質の3つをまとめて「三大栄養素」と呼んでいます。
この三大栄養素にビタミン、ミネラルを加えたものを「五大栄養素」と呼びます。野菜には身体に必要な五大栄養素のうちのビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。これらが不足することにより腸内環境が悪化し下痢や便秘・自立神経の乱れ・貧血・集中力の低下・免疫力や代謝力の低下・生活習慣病といったように子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
野菜不足はこれらの症状以外にもさまざまな身体の不調や病気に繋がる原因ともなります。骨や筋肉、細胞レベルで発達が著しい成長期だからこそ野菜からの栄養素をたくさん摂り入れる必要があるのです。
子どもにお勧め!栄養度の高い野菜Best3
1位 チンゲン菜・白菜
主な栄養素としては、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、鉄分、カルシウム、リン、カリウム葉酸、食物繊維などとてもたくさんの栄養素が含まれています。
中でも特に重要な栄養素として「β-カロテン」があり、この栄養素は、身体に入ると必要に応じてビタミンAに変わり、不足したビタミンを補う働きがあります。ビタミンAは病原菌などが入ってくることを防ぐバリア的な働きがあり子どもの抵抗力を高めてくれるとても大切な栄養素の一つになります。
第2位 ほうれん草
主な栄養素としては、鉄分、カルシウム、ビタミンC、ビタミンAなどがあります。中でも鉄分がとても豊富で牛レバーと同じくらいの栄養価と言われています。鉄分は赤血球を作る材料になり貧血予防にも役立ちます。
また赤い根元の部分には骨の形成に必要なマンガンがたくさん含まれているため切らずに食べることをお勧めします。ほうれん草は調理することによってえぐみが取れ子どもにも食べやすい野菜です。
第3位 ブロッコリー
主な栄養素はビタミン、ミネラル、タンパク質などがあります。中でも免疫力を高めてくれる効果のあるビタミンCはレモンの2倍。タンパク質も多く野菜の中でもかなりの含有量を誇ります。タンパク質は成長期の子どもの骨や筋肉を生成するなどブロッコリーは全体的な栄養価が総じて高い優秀かつ万能な野菜とされています。
またブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトは成長に必要なエネルギーや栄養素が豊富に含まれておりスーパーフードとして注目されています。
まとめ
野菜を食べることは成長期の子どもにとってとても大切だということを知っていただけたかと思います。
野菜をサラダだけで摂取しようとすると量も食べられないうえ野菜の種類も限られてしまいます。お浸しや煮物、汁物など加熱をする、細かく刻む、ミキサーにかけるなど調理法を少し工夫することで葉物、根菜、果菜など野菜の種類も豊富になりメニューのバリエーションも増えます。
わが家では子どもに調理の過程を見せたり一緒に調理をしたり。また子どもたちに育てたい野菜の種を選んでもらいプランターで家庭菜園をし野菜を育て収穫させることで自分が育てた野菜を嬉しそうに食べていました。
子どもは何でも無理強いすると余計にi嫌がります。日々の食卓に少しづつ野菜を取り入れ野菜不足を解消していけると良いですね。
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