最近スポーツ選手や芸能人でも多いケガ!?股関節唇損傷とは?

今回の記事では、股関節に発生するケガの股関節唇損傷(こかんせつしんそんしょう)について紹介していきます。

皆さんは股関節唇損傷というケガをご存知でしょうか?また、聞いたことはありますか?

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが今回はその股関節唇損傷についてわかりやすく解説していきます。

股関節唇損傷とは何か?

はじめにこちらの項目では、股関節唇損傷とは何かについて紹介していきます。

最近では、股関節唇損傷は海外セレブや芸能人、トップアスリートも悩ませたケガと言われています。

日本でも一部の専門家や治療家を中心に股関節唇損傷が脚光を浴びています。

これまでは原因不明とされていた股関節痛も、股関節唇損傷というケガにより身近に股関節のケガとして注目を集めています。

それではより詳しく見ていきましょう。

股関節には大腿骨(だいたいこつ)と関節を構成する関節窩(関節のくぼみ)というものが存在します。

関節唇はその関節窩の縁を取り巻くようについている線維性の軟骨で、関節の安定性に関与しています。

股関節の寛骨臼(かんこつきゅう)縁にあるものが関節唇の代表的なもので大腿骨頭(だいたいこっとう)を包み込むような形をしています。

関節唇は骨頭を安定化させ、股関節の衝撃吸収の役割を担っています。

股関節の関節唇には神経が通っており、損傷を受けると痛みが生じることがあります。

もともとの股関節に形態異常があり、起こることも多くあります。

寛骨臼形成不全で股関節の不安定性が生じた場合や大腿骨寛骨臼インピンジメントにより骨と骨の衝突で股関節の関節唇が損傷することもあります。

股関節唇損傷の原因

股関節唇損傷は、スポーツで激しく股関節を動かす(屈曲、外転)ことが原因となることが多くあります。

まれに生まれつき股関節と臼蓋(きゅうがい)がうまくかみ合わない臼蓋形成不全症(きゅうがいけいせいふぜんしょう)により股関節唇損傷が発症します。

15年ほど前にスイスの医師によって提唱され、日本でも原因のわからなかった股関節痛が診断できるようになりました。

股関節唇損傷の症状

股関節の関節唇が損傷を受けると、足を動かすような動作に痛みが走ったり、引っ掛かり感を訴えます。

日常生活で、あぐらをかくような股関節を外側に開く動き(外旋)、あるいは内側へ倒すような動き(内旋)時に痛みや違和感が生じます。

また、靴下をはく、足の爪を切るなどの股関節を深く曲げる際の痛みがあります。

車の乗降や椅子からの立ち上がりで痛みや違和感がある。

このような症状がある場合は、股関節唇損傷の可能性があります。

スポーツをされる方だと、走る、ジャンプする、スタート、ストップなどの動きで、捻る動きにより症状が悪化します。

股関節唇損傷の診断

股関節唇損傷では、理学所見やMRI検査により医師の判断を仰ぎます。

また、前述したように股関節唇損傷では生まれつきの形態異常との関わりもあります。

単純レントゲン検査による股関節形態異常の評価も必要です。

股関節唇損傷の保存療法

股関節唇損傷と診断された場合は、多くの方は保存療法で改善します。

まずは保存療法で治療を進めていきます。

それでも症状の改善が見込まれない場合は、手術療法を検討します。

保存療法では、医療機関によっては消炎鎮痛剤の処方のみで済まされるケースもありますが、リハビリと組み合わせに行うとより効果があります。

外来では、股関節の炎症を抑えるのを目的で消炎鎮痛剤の処方、場合によっては関節内にステロイド注射を行います。

リハビリでは、損傷した股関節の関節唇に負担のかかる動作(股関節を深く曲げる、股関節を外に開く動作など)を避けるように注意します。

股関節のインナーマッスルや体幹の筋力トレーニングも行います。

股関節の安定性を保つことで損傷した股関節の関節唇への負担を軽減します。

骨盤の動きの柔軟性を獲得することも非常に重要です。

最も身体に負担のかからない方法になります。

股関節唇損傷の手術療法

股関節唇損傷の手術療法では、股関節鏡視下術(こかんせつきょうしかじゅつ)が注目を集めています。

股関節の外側に小さな穴を数ヵ所作り、内視鏡を入れ、損傷部位を切除、あるいは縫合する手術です。

もともと肩や膝で損傷した部位に盛んに行われている手術方法を股関節に応用しているものです。

手術療法後は2~3週間は手術したところの保護をするために装具の着用をすることが多いです。

また、損傷したところの組織の回復過程に応じて松葉杖を使って手術したところへの荷重と関節を動かす範囲を軽減していきます。

松葉杖の使用期間はそれぞれの状態によって異なりますが、6~8週間で杖なしで歩行できることを目標にしています。

手術を行った後も保存療法と同じくリハビリを行います。

リハビリをして徐々に患部の回復を図っていきます。

まとめ

いかがでしたか?

最近では、フィットネスの普及や身体を動かすことが多い中で、股関節唇損傷と聞かれることも多くなってきました。

股関節唇損傷の確定診断が下されても、まずは保存療法を実践し、早期に社会復帰できるようにしていきましょう。

どうしていいかわからない場合は、ご相談でも大丈夫ですのでご連絡お待ちしております。

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