慢性的な腰痛だから大丈夫と、簡単に感じていませんか。腰痛に潜む病気とは。

腰痛
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林 祐子

やましろ接骨院本院院長株式会社ビグス
やましろ接骨院本院・院長 柔道整復師になり10年以上の現場経験を持っています。まだまだ未熟ですが、怪我をした時や、困った時にまず第一選択肢として、やましろ接骨院を頼ってもらえるような院にするために日々、患者さんの施術にあたっています。また、女性院長ならではの対応を心がけています。女性にしかわからない悩みなどなにかあった時には頼ってください。 柔道整復師にしかできないことを、患者さんに還元していきます!!

腰痛の原因として考えられるもの

腰の痛み、俗に言う腰痛と言われているもの、ほとんどの方が一度でも
感じたことがあると思います。腰の痛みの原因は人によって様々です。
重いものをもったり咄嗟に何かしようと動いた時に痛みがでてしまった、
俗に言う、ぎっくり腰といわれるもの。
お子さんが成長期に無理をして運動をしてしまって出てしまう、
腰椎分離症(ようついぶんりしょう)といわれるもの。
足の方に痺れが出たりする症状をかかえてしまう、腰椎椎間板ヘルニア、
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、
坐骨神経痛といわれるもの。

その他に、内臓疾患からくるもの、脊椎疾患からくるもの、腰とは関係のない病気が原因で腰の痛みを感じることもあります。
重大な病気が潜んでいる場合は、いくら、接骨院などで施術をしても変わりません。
こんな時は病院への受診をしたほうがいいかをお話ししていきます。

内臓疾患からくる腰痛とは

内臓疾患からくる腰の痛みで考えられるのは

消化器系の病気

泌尿器系の病気

婦人科系の病気

循環器系の病気

などがあげらます。

まず、消化器系の病気として考えられるのが、胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)、胆石(たんせき)、胆嚢炎(たんのうえん)、膵臓炎(すいぞうえん)などがあり、腰の痛みとして考えられます。
胃潰瘍は、胃液により、胃や十二指腸の粘膜が傷つけられることによって
引き起こされます。

胃潰瘍の場合は、みぞおちから左にかけて痛むことが多いといわれています。
潰瘍が背中側にできた場合は背中側に痛みを感じるので、腰の痛みと勘違いされることもあります。

十二指腸潰瘍は、胃潰瘍と逆にみぞおちから右にかけて痛むことが多いといわ
ています。
時には痛みが出ない場合もあります。
空腹時や、夜間に痛みを感じることも症状の一つです。

次に、泌尿器系の病気として考えられるのが、尿路結石、腎盂炎(じんうえん)などが、腰の痛みとして考えられます。
排尿障害、血尿が見られる場合がおおく、尿路結石は、男性に多い病気で、尿が遠る路に、カルシウムなどのミネラルでできた石ができることによって起こる病気です。
尿が通る路に石ができるので、激しい痛みが急に出たり、おさまったりを繰り返します。

腎盂炎は大腸菌などの細菌が腎臓の一部に入ってきてしまい、起こる病気です。
腰よりも少し上の方に痛みを感じ、発熱をしたりする症状があります。

婦人科系の病気として考えられるのが、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)、子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)などが、腰の痛みとして考えられます。
子宮内膜症は、本来子宮の内側を覆っている子宮内膜や、それに似た組織が、卵巣などの他の臓器にできてしまうことによって起こる病気です。
最近では、若い女性に増えているといわれています。
痛みが腰だけでなく、背中や、股関節、足にまで、痛みが広がることがあると言われています。

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる、良性の腫瘍のことを言います。
良性腫瘍なので、悪性腫瘍に変わったりすることはほぼなく、過多月経、月経痛などや、しこりのようなものが、下腹部に感じたりすることもあります。
筋肉の塊が神経を圧迫すると腰の痛みとしてあらわれることもあります。
子宮筋腫があっても、症状を感じない人もいます。
睡眠不足

循環器の病気として考えられるのは、
心筋梗塞(しんきんこうそく)を起こした時に、締め付けられるような、背中の痛みや、腰の痛みを感じることがあります。
また、解離性腹部大動脈瘤(かいりせいふくぶだいどうみゃくりゅう)があると、腰と下腹部に突発的な激痛が走ることもあります。

脊椎疾患からくる腰痛とは

脊椎や、脊髄の疾患や、ガンなどで腰の痛みを感じることがあります。
脊髄と、脊椎神経、および、その周辺組織にできる腫瘍を脊髄腫瘍といいます。
脊髄や神経が圧迫されることによって、足の痺れや感覚障が起こります。
どの高さに出るかで、痛みのでかた、症状の感じ方が変わってしまいます。
症状がかわらない、悪化していく、安静にしていてもよくならない、夜中に痛みを感じる、ひどいと排泄障害を起こしたりすることがあれば、注意が必要です。

悪性腫瘍が最初に発生したところから、骨への転移が多いとと言われています。
大体30%、骨への転移があると言われています。
その転移で多いのが腰椎なため、腰の痛みを症状として感じることがあります。

骨に転移しやすいガンは肺ガン、乳ガン、前立腺ガンと言われています。
痛みがひどくなったり、じっとしていてもよくならない腰の痛みは、早急に病院での検査が必要です。

脊椎カリエスも腰の痛みを感じることがあります。
結核菌が脊椎に感染して、強い腰の痛みや、背中の痛みを出てしまう病気です。
感染したところによっては、だるさ、疲れやすさ、微熱などの結核特有の全身に症状が現れます。


まとめ

腰の痛みの怖さを少しは感じてもらえたでしょうか。
一概に腰が痛いと言っても、ただ、関節や、筋肉が痛いだけではないこともあります。
腰の痛みは身近なことなので、見過ごされがちです恐ろしい病気が隠れている場合もあります。
原因は様々です。
時に注意が必要なのは、施術していても、痛みがかわらない、痛みがあがってしまう、こんな時は、病院への受診を勧めています。
気になる方は相談ください。

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