関節内の靭帯に影響がある!?捻挫の総論について

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山城 宏統

「株式会社ビグス 代表取締役」「やましろ接骨院・鍼灸院 総院長」 症状が出ている原因がはっきりしないまま治療することが嫌いです。うちに来ていただいた以上、どうしたら悩みを解決できるのか?その糸口が必ず見つかるよう全力で施術にあたります。柔道整復師という職業を子どもが目指したい職業にランクインさせることが目標です!

この記事では、ケガの捻挫(ねんざ)について紹介していきます。

今までに一度は捻挫をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

捻挫は運動やスポーツだけでなく、日常生活でも起きる可能性があります。

今回はその捻挫について細かく解説していきます。

捻挫とは

捻挫とは、運動やスポーツ、日常生活で足関節や手関節、指関節などの関節を捻って靭帯や筋を痛めることをいいます。

関節には筋肉や腱、靭帯などの組織があり、それらを捻って損傷してしまうことを捻挫と呼びます。

骨と骨を連結している関節は、必要以上に動きすぎないよう靭帯や筋で支えます。

その関節に外力が加わり関節を動かせてしまった際に起こります。

靭帯や筋が伸びてしまったり、切れてしまったりした状態が捻挫です。

足関節の捻挫が最も多いですが、足関節だけでなく指関節など身体のあらゆるところに捻挫は起こります。

球技でよく起きる突き指も捻挫の一種です。

そして何度も捻ってしまうのが、捻挫がクセになるというものです。

軽い捻挫ほど注意が必要です。

捻挫の原因

捻挫の原因は運動やスポーツ、日常生活などさまざまです。

その中でも一番多くは運動中やスポーツ中に起こります。

関節に強い力が加わり靭帯が伸ばされ、本来の動きとは異なる動きが関節に生じることで起こります。

足関節を内側に捻るなどがその動きの主な原因の一つです。

一番頻度が高い足関節を内側に捻る捻挫では、さまざまな場面で発生しています。

足関節を内側に捻る捻挫の場合は、足関節の外側の靭帯が引き伸ばされます。

または靭帯の一部が切れる捻挫が多いとされています。

この場合は、外くるぶし付近の外側靭帯のうち、前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)という靭帯を損傷することが多いです。

膝関節の中でもよくみられる内側側副靭帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)では、膝関節の外側から内側に向けて力が加わり発生します。

このような膝関節捻挫(靭帯損傷)では、スポーツの急なターンやジャンプの着地、相手のタックルを受けた際に起こります。

また首の捻挫である頚椎捻挫(けいついねんざ)は、いわゆるむち打ちの一つです。

交通事故などの際に首の筋肉を緊張させて起こることが原因となっています。

捻挫の症状

捻挫をすると関節が腫れ、動かしたり押したりすると痛みが出てきます。

腫れ以外に患部の変形はありませんが、数日後に内出血が現れることが多いです。

捻挫は靭帯の伸び具合や、靭帯の断裂程度によって重症度が異なります。

足関節の場合でご紹介します。

軽度では、靭帯は伸ばされても靭帯の断裂はしていない状態です。

痛めた靭帯の痛みや腫れはそれほどありませんが、同じ部位で捻挫を繰り返すことが多くなります。

中等度では、靭帯の一部が断裂した状態です。

腫れが強くなり、痛みのために歩くことが困難になります。

重度では、靭帯が完全に切れた状態です。

靭帯部にひどい腫れや内出血がみられ、関節は不安定になります。

不安定なため体重をかけることができなくなります。

このように2~3日経っても腫れが引かず、体重をかけると痛みが起こる場合は骨折している可能性もあります。

捻挫による強い痛みや腫れは受傷してから数週間~数カ月経つと和らいでいきます。

その後運動時の痛みや、不安定性を感じる症状です。

この状態で無理をしてしまうと、ほかの組織の損傷に繋がります。

長く続く痛みや関節の変形を生じることもあります。

足関節の捻挫では特に靭帯を損傷すると軽度の靭帯損傷でも不安定性を感じやすくなります。

そのため捻挫をした時点で適切な診断と治療を受けることが大切です。

捻挫の検査・診断

捻挫をしてしまった際は、そのときの状況やどの方向に捻ったかが正確な診断のための要素になります。

検査ではまず靭帯にストレスを加え、痛みが出現するかどうかの検査を行います。

また必要に応じてレントゲン検査による骨折の有無や、MRI検査による靭帯損傷の度合いを確認します。

捻挫の治療

アイシング捻挫をしてしまった場合は、基本的には少しでも早く医療機関を受診することが望ましいです。

捻挫をしてしまった場合は重症化しないように、悪化の防止と苦痛の軽減を目的でRICE処置というものを行います。

RICE処置とは、R:安静(Rest)、I:アイシング(Icing)、C:圧迫(Compression)、E:挙上(Elevation)のことを言います。

捻挫をしてしまった際は関節や靭帯の内出血や腫れ、痛みを最小限に防ぐことを目的にし、関節、靭帯の回復に努めます。

このRICE処置は捻挫をしてから24~72時間行うことが望ましいとされています。

捻挫の際はこの処置を適切に行うかによって、その後のケガの重症化を防ぐことにも繋がります。

もし症状が中等度の場合には、軽度の捻挫と同様にRICE処置をします。

関節や靭帯に負担がかからないようにギプスなどで固定します。

重度の場合でも同様に行います。

捻挫を起こすとクセになりやすいといいます。

その理由は3つあります。

1つ目は、捻挫した部分の靭帯が伸びたままになっているため、関節や靭帯に安定感がない。

2つ目は、通常なら柔軟な組織に回復するが、硬い組織になり、柔軟性がなくなっている。

3つ目は、捻挫した周りの筋肉の緊張が残ってしまっている場合です。

クセになりにくくするためにも、適切な処置、治療を行っていくことが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

捻挫は症状を甘く見ているとクセになってしまい、再発してしまう可能性が高くなってしまいます。

もし捻挫を起こしてしまった場合でも、放置せずに適切な処置や治療を行っていきましょう。

どうしていいかわからない場合は、ご相談でも大丈夫ですのでご連絡お待ちしております。

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