産後の骨盤調整は今しかできません!今やらなくてはいけない理由

妊娠
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林 祐子

やましろ接骨院本院院長株式会社ビグス
やましろ接骨院本院・院長 柔道整復師になり10年以上の現場経験を持っています。まだまだ未熟ですが、怪我をした時や、困った時にまず第一選択肢として、やましろ接骨院を頼ってもらえるような院にするために日々、患者さんの施術にあたっています。また、女性院長ならではの対応を心がけています。女性にしかわからない悩みなどなにかあった時には頼ってください。 柔道整復師にしかできないことを、患者さんに還元していきます!!

妊娠をしているのがわかり、出産までは身体の中で出産までの準備期間にはいります。
妊娠期間は十月十日と昔から言われていますが、10ヶ月+10日間という意味ではありません。だいたい28日を1ヶ月と計算すると10ヶ月目の10日頃が出産予定日という経験則によって産まれた言葉です。28日×9ヶ月+10日、262日目が出産予定のになるといわれています。約262日間という期間の中で、赤ちゃんが大きくなることはもちろんですが、身体も赤ちゃんを産みやすいように変化していきます。
出産から産後までどういう変化がでるか、また出産後、何が大事かをお教えします。

妊婦

妊娠から出産まで

冒頭でお話したように、妊娠をすると、身体は出産に向けての準備に入ります。
その準備の中で特に、一番大きく関わってくるのが、ホルモンと言われています。
ホルモンとは、身体の様々な働きを調節してくれる化学物質です。
身体の外側、内側で環境の変化が起きても、身体の働きを常に同じになるように保つ働きをしているものです。
それが、「リラキシン」というホルモンです。
リラキシンの作用はリラキシンホルモンが出始めると、筋肉や、靭帯などが緩んでいきます。
一番影響が出るのが骨盤周りで、仙腸(せんちょう)関節や、恥骨結合(ちこつけつごう)部分に影響が出ます。

 

出産による腰痛

出産によって考えられる腰痛の原因としては、

①ホルモンの影響

②姿勢の問題
妊娠中によって体重が増えてしまい、姿勢の崩れが出ると言われています。
お腹が大きくなり、重心が変わってくるからです。

③恥骨結合の問題
出産後の腰痛で注意しなくてはならないのが、「恥骨結合の分離」があります。
骨盤は、妊娠中にホルモンの影響で緩みますが、そこに、出産時の強い負荷(狭い骨盤の間を赤ちゃんが通るので)が加わります。
それによって、恥骨結合の部分に障害がでてくる可能性があります。

④仙腸関節の問題
骨盤の後ろにある左右2箇所の関節「仙腸関節」にも大きく負担がかかります。
この部分も非常に強い靭帯で支えられていますが、妊娠、出産によって関節がゆるくなりバランスを失い腰痛の原因となります。

出産後から

リラキシンというホルモンで一番影響が出るのが骨盤周りですが、骨盤周りで気をつけなくてはいけないものは、腰痛です。
出産をすると骨盤周り、仙腸関節や恥骨結合が緩んでいるので、簡単にいうと骨盤が開いている状態のため、腰痛に影響が出やすいといわれています。
骨盤が開いていると言ってもピンとこないと思います。
簡単にいうと、骨盤周りが不安定な状態だと思ってください。仙腸関節や恥骨結合が緩んでる状態です。
自然と開いた骨盤は半年ぐらいかけて戻ると言われていますが、早くに正しい位置に骨盤を戻さないと、完全には元の位置に戻らなくなってしまい、いろいろと身体の不具合が出てきます。
産後に骨盤ベルトを皆さんしていると思います。
骨盤ベルトは大変良いものなので、しておくといいとは思います。
ただ、筋力が落ちてしまったものを戻してあげないと、せっかく骨盤ベルトをしていても、骨盤ベルトが外れた時に骨盤の安定性は保たれません。
安定性をはかるためには、運動が大事になってきます。
運動をしてあげて、落ちてしまった筋力を戻してあげて、より骨盤の安定性を出してあげることが重要です。
赤ちゃんを産むと、育児が大変で自分のことまで気がまわらない方が多いです。でも、後からでは遅いんです。
出産して1ヶ月は安静にし、2ヶ月目からは産後の調整を行うのが理想です。

 

産後こんな悩みありませんか?

骨盤が安定しない。

体重が戻らない。

腰痛がとれない、腰痛になってしまった。

下腹部がポコッと出ている。

尿もれが気になる。

むくみがひどい。

出産前のパンツやスカートが入らない。

生理痛がひどくなった。

どれか一つでも当てはまりますか?
一つでも当てはなるようであれば、骨盤周りになんらかの不具合が今後出やすくなっています。

子育てによる腰痛

出産による腰痛の原因が残っている場合、子育てによって症状が悪化する可能性が大きくなってきます。

一つは、姿勢の問題です。
出産後は赤ちゃんを抱っこ、おんぶをしなくてはいけません。特に同じ抱き方での方が多くなります。産まれたてはだいたい平均で2500g〜3500gの重さがある赤ちゃんを腕や腰で支える結果姿勢がアンバランスになり、腰痛の原因になってしまいます。
赤ちゃんは日々成長します。体重もどんどん大きくなっていくので、身体に出る影響は大きくなっていきます。

もう一つ考えられるのは、母体の問題です。
出産後、体重が元に戻るまでには5週間前後かかるといわれています。
また、床上げ(産後1ヶ月は安静にしていて、1ヶ月に布団をあげて家事を再開すること)、産褥期(母体が妊娠前の状態に回復するまでの期間約6~8週間)かかると言われています。
体力や、筋力が低下している状態で、赤ちゃんを抱っこしたりしてしまうと腰に負担がかかってしまいます。

 

まとめ

産後6ヶ月を過ぎてしまうと、産後の調整を行ったとしても、完全には戻らないと言われています。女性のみ、出産をした後、身体がリセットされるチャンスとも言われています。しっかりとリセットした後に身体を元に戻しておかないと、
腰痛や、体重が戻らない、尿もれなど身体の不具合が生じてしまいます。
身体の不具合を感じたまま、子育ては大変だと思います。
子育て以上に自分の身体も気にしてあげてください。

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