足根管症候群とは?足根管症候群とはどんな状態?

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山城 宏統

「株式会社ビグス 代表取締役」「やましろ接骨院・鍼灸院 総院長」 症状が出ている原因がはっきりしないまま治療することが嫌いです。うちに来ていただいた以上、どうしたら悩みを解決できるのか?その糸口が必ず見つかるよう全力で施術にあたります。柔道整復師という職業を子どもが目指したい職業にランクインさせることが目標です!

この記事では、足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)について紹介します。

足根管症候群とは、足がしびれる病気です。

足根管症候群の原因や、足根管症候群の治療方法、足根管症候群の予防について紹介します。

今現在、足根管症候群で悩んでいる方は治療法を参考にしてみてください。

今後、足根管症候群にならないように予防しましょう。

足根管症候群とは?

足根管症候群とは、かかとと足の裏にある神経が圧迫される・損傷することによって起こります。

足首・足・足の指の痛みがある状態です。

「症候群」とは、はっきりした原因は不明です。

いつも必ずなにかの症状がともなって現れる時、病名に応じて使う医学用語です。

英語ではシンドロームと言います。

足根管とは足関節の内側のくるぶしとかかとの間にある神経や血液が通っているトンネルのことを言います。

その中を走る脛骨神経(こうけいこつしんけい)が圧迫されることが原因で引き起こる病気です。

簡単に言うと「足に向かう神経の束に障害がでる」病気です。

1-1足根管症候群の原因は?

足の裏に通る神経は、足首の内側のくるぶしの下を通り、足の裏から足の指に向かっています。

足根管には、神経・動脈・静脈が一緒にあるため、神経が傷みやすいです。

そのような症状の病気を足根管症候群といいます。

足根管の神経がつぶれているところをたたいたり押したりすることで、しびれがおこることもあります。

足根管が狭くなる原因としてはガングリオン(腫瘤)やくるぶしの骨折などいろいろあります。

今現在は、

・くるぶしの内側とアキレス腱の間をおさえると痛みがある

・足の裏から足の指まで痛みがあり歩くのがつらい

・足の裏の感覚が鈍くて、違和感がある

・足の先が冷える

・朝起きて歩き始めるのがつらい

など、これらに当てはまる症状がある方は「足根管症候群」の可能性があります。

まずは足根管症候群理解する必要があります。

足根管症候群の症状と検査

①足根管症候群の症状とは?

足根管症候群の症状は、かかと以外の足の裏から、足の指の方向にしびれが強くなります。

足根管症候群は、足の甲や足首より上の方がしびれることはありません。

足をつくと、足の裏になにかついているような感じや、砂利の上を歩いている感覚があるなど、異物付着感を感じます。

足根管症候群の半数の人が、冷えを感じることもあります。

腰の病気・糖尿病による足のしびれも、隠れていることもあります。

足根管症候群は、チクチクとした痛み・ピリピリする感覚・しびれなどがでてきます。

足根管症候群ででてくる症状は、安静にしているときよりも運動している時に症状が出ることが多いです。

足根管症候群は入浴中や寝ている時にも痛みが強くなることがあります。

②足根管症候群の検査とは?

足根管症候群の検査はMRIやレントゲンなどの検査では見つけることはできません。

神経に電気を流すような検査でも。異常を見つけることができない場合があります。

足根管症候群の検査方法としては、まずは病院の診察で圧迫されている部分を軽く叩きます。

痛みがかかとから足の裏にまで広がるかどうかを、調べます。

この現象は「チネル徴候」と呼ばれています。

足根管症候群の診断を確定する場合は、電気整理検査を行います。

神経伝導障害があるかどうかは、神経伝達速度を測定します。

後脛骨神経の伝導速度が遅れていると確定となります。

足根管症候群の基礎疾患として関節リウマチ・糖尿病・甲状腺機能低下症などがある場合もあります。

症状や体の所見など、なにかしらの基礎疾患が疑われる場合には、血液検査や尿検査、画像検査などを行います。

足根管症候群の治療方法

足根管症候群の治療方法は、神経を圧迫するような原因がはっきりとわかっている場合は原因を取り除きます。

足根管症候群に処方される薬としては、ビタミン剤など服用し経過を観察します。

痛みの症状が強い場合は、手術を行うこともあります。

行われる手術は、足根管開放術が主となります。

足根管解放術は、局所麻酔を使い、一時間程度で終わる手術です。

くるぶし内側を後ろに約5cm切ります。

動脈と脛骨神経の剥離をします。

必要な場合は、動脈と神経の間に人工の膜をはさみ、分離を行います。

傷は細い糸で縫合します。

足根管の手術後の経過が問題なければ、翌日に退院できます。

立ったり歩いたりは、手術の後から可能です。

しかし、手術後の血腫ができるのを防ぐために、術後数時間は包帯で圧迫して過ごします。

圧迫が終わった後も、手術した場所は安静を続けるようにします。

手術した翌日からは、癒着を予防するために、立ったり歩いたりなどの動きを再開します。

手術してから4日目に、水道水やシャワーやお風呂で傷をぬらしても大丈夫です。

手術の効果は、しびれが完全に治ることは難しいですが、しびれを抑えるのが目的です。

足根管症候群が、なにかの基礎疾患を元に発症している場合もあります。

例えば、甲状腺機能低下症が基礎にある場合には、甲状腺ホルモンを補充する治療など、基礎疾患に応じた治療も検討されます。

まとめ

今回は手根管症候群に関して症状や治療方法を紹介しました。

足根管症候群は足根管が何かしらの原因で圧迫することによってしびれや痛みがおきてしまいます。

足根管症候群の治療方法は、足根管を圧迫している原因がわかる場合はその原因を取り除きます。

足根管症候群の症状が日常生活に支障をきたす場合は、足根管解放術を行います。

 

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