山城 宏統
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腰は字のごとく人体にとっての要、つまり大切な所です。
背骨は、積み木のように積み重なっている「椎骨」という24個の骨と、骨と骨の間でクッション材の役割をする「椎間板」から成り立っており、これらの構造を支える靭帯や筋肉、それを機能させる神経なども関わってきます。
日本の人口の約3000万人が腰痛で悩んでおり、統計で見ると男性では1位、女性では2位と体の悩みでは腰痛は上位にいるため、身近な痛みの1つです。
腰痛は、「ときに手術が必要で、原因を特定できる腰痛」と「手術が不要で、原因を特定しづらい腰痛」の2つに大別されます。腰椎圧迫骨折、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などは手術が必要なこともあります。手術が必要でない事が多いのは、筋性腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛などの症状です。
腰痛について
ぎっくり腰のように突然おこる急性腰痛症から、繰り返し起きるしつこい慢性腰痛症まであります。中には、腰のせいではなく、内臓の疾患のせいで腰に痛みが出るケースもあり、その原因、程度、頻度も様々です
腰痛の原因
腰痛のうち原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。代表的なものは、腰椎が直接障害される圧迫骨折や、腰椎変性すべり症、腰椎分離症、変形性腰椎症、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄、骨粗鬆症など腰痛になる原因は様々ありますが、その他、細菌感染やがん、臓器や血管などの病気が原因となり、腰痛を引き起こすこともあります。
かぜ・消化性潰瘍・腎臓や尿管の尿路結石なども原因となります。さらに、腹部大動脈瘤、血管の閉塞が原因で、腰に激しい痛みが起こることもあります。突然に始まり冷や汗を伴なう腰痛は、至急、救急車をよびましょう。
女性の場合は、子宮筋腫・子宮がんが腰の痛みの原因になることもあります。痛みが長引くようなら、やはり医療機関を受診することをおすすめします。
残りの約85%は、レントゲンなどの検査をしても原因が特定できないといわれています。このような腰痛では、生活習慣、ストレスや不安、不眠など心の状態が影響していることもあります。また、見た目にはわからない神経の障害によって痛みが生じていることもあります。
長時間同じ姿勢でいる仕事、猫背、運動不足、肥満、冷え症なども原因であり、体に負荷のかかる重労働、特に重たいものを持ち上げる作業や体幹を曲げたりひねったりする作業には気をつける必要があり、介護や看護の職場で多いとされています。同じ姿勢をとり続けるような職場でも多く、デスクワークをしている人や長距離輸送のドライバーにも腰痛は多く発生します。
腰痛の症状
(1)じっとしていても痛む
(2)背中が曲がってきた
(3)お尻や脚が痛む・しびれる
(4)脚のしびれにより長く歩けない
(5)体を動かしたときだけ 腰だけ痛む
当てはまる項目がある場合は医療機関の受診をオススメします。
予防と対策
痛みを抱えることで体を動かさなければ筋肉が衰えていくので、運動だけでなく温熱や電気刺激などを組み合わせて、腰痛の原因物質の除去や運動機能を向上させる。
筋力トレーニングやストレッチなどにより、筋肉の緊張をほぐして血流を改善したり、痛みの原因となる物質の除去を促す。
体幹の筋力が低下することによって不良姿勢になり、腰部に負担がかかるため、体幹を強化し予防する。
腰痛の治療で最も重要なのが運動療法です。背骨を支える腹筋、背筋、お尻の筋肉を鍛え、腰椎の負担を軽くします。まさに筋肉が作る「自前のコルセット」です。
心的ストレスによる場合もあるため、趣味やウォーキングなどをしリフレッシュする。
まとめ
腰痛といっても様々な原因がある為、我慢すればよい、すぐ治るからとほおっておくと重大な病気の可能性もあるので、症状が出たら医療機関を受診する。
筋力低下や姿勢不良による腰痛などは、当院によるEMS体幹トレーニングや猫背矯正をおススメします!
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