突然口が閉じなくなる!?顎関節脱臼の症状や治療方法を徹底解説!

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山城 宏統

「株式会社ビグス 代表取締役」「やましろ接骨院・鍼灸院 総院長」 症状が出ている原因がはっきりしないまま治療することが嫌いです。うちに来ていただいた以上、どうしたら悩みを解決できるのか?その糸口が必ず見つかるよう全力で施術にあたります。柔道整復師という職業を子どもが目指したい職業にランクインさせることが目標です!

この記事では、あくびなどから発症する顎関節脱臼(がくかんせつだっきゅう)について、分かりやすく解説していきます。

顎関節脱臼の発症と生活習慣の関連性や、口を閉じられなくなってしまったときの対処方法なども紹介します。

顎関節脱臼の治療方法や、対策方法も説明します。

顎関節脱臼の疑いがある方はぜひ参考にしてみて下さい。

顎関節脱臼とは?

はじめにこちらの項目では、顎関節脱臼(がくかんせつだっきゅう)とはどんな疾患なのかについて、分かりやすく説明していきます。

あごや口周辺に違和感がある方や、顎関節脱臼について詳しく知りたい方は、こちらの項目をしっかり読み進めていきましょう。

1-1.顎関節脱臼とは

顎関節脱臼とは、その名通りあごの関節がはずれてしまうことです。

脱臼して口の開閉ができなくなったり、関節に強い痛みを感じたりする疾患です。

自力であごの関節を整復(はずれた関節を元に戻すこと)して治療できる場合あります。

しかし、脱臼がくせになってしまう習慣性脱臼へと進行することもあります。

顎関節脱臼の患者数は年々増えており、現代のストレス病のひとつとも数えられるほどとなっています。

1-2.顎関節脱臼の主な原因

顎関節脱臼は女性に発症する率がやや高く、20代と40代以降に発症するケースが多いです。

発症する原因としては、口を大きく開けるあくびや歯科治療がもっとも多くみられます。

他にも硬いものを噛むことがきっかけとなる場合もあります。

特に歯科治療で麻酔をしている場合に起こります。

麻酔が原因で口が閉じられないのか、脱臼が原因で口が閉じられないのかの判断が難しいです。

違和感があるときはすぐに医師に伝えて治療してもらいましょう。

また、顎関節脱臼には外部的な衝撃が原因となることもあります。

交通事故などで口周辺を強打した際に、あごの関節が脱臼することがあります。

そのため、格闘技やラグビーなどの接触の多いスポーツでは、衝撃が原因で発症する可能性があります。

ヘッドガードなどを着用して口やあごへの衝撃を対策することが大切です。

顎関節脱臼の症状は激痛?

アイシング続いてこちらの項目では、顎関節脱臼の症状について解説していきます。

たまに口を開閉しにくくなる方や、歯科治療などで口を大きく開ける機会が多い方は、自分に当てはまる症状がないか確認しておきましょう。

2-1.大きな開口が原因の場合

大きく開口したことが原因で発症した場合は、下あごの前方が脱臼している状態の顎関節の前方脱臼と診断されます。

このときの症状としては、口が自力で閉じられない・唾液がこぼれてくる・顔の形が変形するなどがあります。

無理に口を動かそうとすると強い痛みを感じることもあります。

初めて脱臼した場合でも、口やあご周辺の組織が低下していたりします。

正しい治療を行わなかったりした場合は、繰り返し発症するおそれがあるので注意が必要です。

2-2.格闘技などの衝撃が原因の場合

格闘技などで口を閉じているのに顎関節脱臼を発症します。

下あごの後方が脱臼している状態が多く、顎関節の後方脱臼と診断されます。

また、側方からの衝撃で横ずれを起こしている状態の場合、側方脱臼と診断されることもあります。

しかし、これは非常にまれなケースです。

側方脱臼と診断された場合は、他の大きなケガも同時に負っている可能性が高く、慎重な治療が必要になります。

このような衝撃が原因で発症する場合は、関節の脱臼以外にも骨折を伴うことが多くあります。

症状も前方脱臼に比べて大きい傾向にあります。

口の開閉が難しいどころか、口周辺を完全に固定して治療しなければいけない状態です。

食事など日常生活に支障をきたすことになります。

顎関節脱臼は普段の生活習慣で防ぐことができる?

頭痛冒頭で顎関節脱臼は現代のストレス病だとも言われていると紹介しました。

普段の生活習慣を見なおすことで防ぐことはできないのかと、気になっている方も少なくないでしょう。

そこでこの項目では、顎関節脱臼が発症しやすい生活習慣や、未然に防ぐための対策を解説していきます。

安心して日常生活を送れるように、しっかりと予習しておきましょう。

3-1.顎関節脱臼が発症しやすい生活習慣

まずは、顎関節脱臼になりやすい生活習慣を3つにまとめたので確認してみましょう。

・大きく口を開けてあくびや食事をすることが多い

・せんべいなど硬いものを口にすることが多い

・歯を食いしばることや歯ぎしりをすることが多い

顎関節脱臼を発症するときは一瞬ですが、そこに至るまでに数々の負担が積み重なっていることが多いです。

口やあご周辺の筋肉や靭帯に対して過度なストレスを与えていたりします。

また、ストレスから顎関節周辺が異常に緊張して発症するケースがほとんどなのです。

一度発症すると、脱臼のくせがついてしまう可能性もあります。

未然に予防することが重要だと言えます。

3-2.顎関節脱臼を未然に防ぐ対策

顎関節脱臼を未然に防ぐには、自分の生活習慣を見なおし、口やあご周辺に負担を掛けないことが必要です。

しかし、大きな口を開けないことや硬いものを食べないことは可能です。

ただし、歯ぎしりなどは自分では治せないこともあります。

そんなときには、歯科に相談して自分の口のサイズに合わせたマウスピースを作成してもらいましょう。

マウスピースを使って歯ぎしりの治療を行うといいでしょう。

また、顎関節脱臼の治療が終わったという方も、日常から再発防止のための対策が必要です。

きちんと意識して対策を行うことで、反復性脱臼や習慣性脱臼になることを防ぐことができます。

そして、口やあご周辺の組織の治療にもつながります。

顎関節脱臼の治療方法は?

問診最後に項目では、実際に顎関節脱臼を発症した際に必要になる治療方法を紹介します。

自宅で行える治療方法と、医療機関で行う治療方法に分けて紹介します。

自分の症状に応じて確認しましょう。

4-1.軽い症状なら自宅で治療することが可能?

顎関節脱臼になっても痛みの症状がない場合もあります。

反復性脱臼や習慣性脱臼に進行している場合、自分ではずれた関節を整復して治療を行う方がいます。

しかし、知識がない状態で治療を行うと、関節を損傷する危険性があります。

さらに、自分で治療を繰り返すことは習慣性脱臼になりやすいです。

痛みの症状がなくても医療機関にて治療を行うようにしましょう。

4-2.医療機関での顎関節脱臼の治療方法

医療機関で顎関節脱臼の治療を行う場合は、はずれた関節を整復します。

その後口やあごが動かないように固定する治療方法がほとんどです。

治療後は可能な限り安静にすることが重要で、2週間前後は硬い食べ物を口にすることは避けるようにしましょう。

また、どうしても普段の生活で口を動かすことが必要な場合もあります。

自分でも固定できるように医師から正しい方法を学んでおく必要があります。

また、外部からの衝撃が原因で発症した場合の治療には、骨折の程度によって手術をすることもあります。

状態によっては、大がかりな治療になる可能性もあります.

手術を行った場合は、入院が必要になり治療期間が長くなります。

患部をきちんと固定して治すことが可能です。

そのため、整復のみで治療をした場合よりも、治療後の再発リスクがかなり低くなります。

まとめ

今回は、口が閉じられなくなる顎関節脱臼について紹介してきました。

自分で治療を行うことで習慣性脱臼に進行してしまう可能性があります。

生活習慣を見なおすことで未然に防ぐことが可能なことが分かりました。

普段から大きく口を開けることが多い方は、この記事の対策を参考にして顎関節脱臼にならないようにしましょう。

 

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