山城 宏統
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厚生省の国民生活基礎調査の統計をみると、男女とも悩みの原因に、肩こり、腰痛があります。(注:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/index.html#)
子供達でも肩こりや腰痛になる子も増えてきています。
それらの原因は猫背が関係しているかもしれません。
猫背状態が長く続くと身体に様々な不調が出てきたり、見た目の印象も悪かったり、精神的にも落ち込みやすかったりと悪いことずくめとなってしまいます。
猫背による体の不調を解説していきます。
猫背とは?
猫背とは座った猫の背中のように背中が丸くなっている様子をあらわしています。
猫背は見た目からして良くなく、周りから自信がないように見えたり、体に不調をきたしたりする原因になるなどデメリットが多いですが、治したくてもなかなか治らないという人が多いと思います。
人間の背骨は、本来、生理的な弯曲があります。
生理的な弯曲とは、よく言われている背骨のS字カーブです。
背骨には、24個の骨があり、上から頚椎、胸椎、腰椎、仙椎の4つに分けられます。
その4部分で背骨のS字カーブを構成しています。
頚椎、腰椎は前弯(反る)、胸椎、仙椎は後弯(丸まる)というように、前方と後方に湾曲しています。
その内、胸椎で後弯が強くなる、背骨の丸まりが強くなることが猫背ということになります。
あごが前に出ている、お腹がポッコリ出ている、背中が丸まっている、体の重心線から頭が前にずれている、体の側面からみたときに肩が前に出ている、背中から腰にかけてのS字カーブがない、骨盤が後ろに倒れているなどがあげられます。
生まれつき猫背なの?
人間は生まれつき猫背ではありません。
1~2歳の子供が猫背でいることはほとんどないと思います。
1~2歳の子供は体全体に対して頭がとても重く、その重さを支えるだけの筋力が十分にありません。
頭の位置を重心位置の真上に上手に置いてバランスを取りながら歩いているのです。その結果、背筋がきれいに伸びています。
小学生位になると、頭を支える筋肉がついてくるので前かがみになっても頭を支える事が出来てきます。
その為、小学生以降で猫背になる方が増えていきます。
猫背の原因
子供達の猫背が増えた原因は昔と違い、子供達は外で遊ぶことが減って、家で画面の小さいゲーム機やテレビを見ることが増えたこと。
学校や塾で勉強する時間も増えたことも原因の1つです。
パソコンの普及に伴い、長時間同じ姿勢でいる事や、スマートフォンを見る姿勢で下を向くことにより、猫背の姿勢になりやすくなってしまいます。
仕事が忙しかったり、運動が苦手など運動習慣の減少により、姿勢を支える筋力が低下することも原因になります。
猫背による体の不調
猫背姿勢でいることにより、頭が前に出て首や肩に負担がかかり、肩こりや首こりが起きやすくなる。
首に負担がかかると、首の骨の中を通っている自律神経が乱れ、内臓の働きが低下する。
内臓の働きが低下すると、代謝が悪くなり、太りやすくなったりもします。
背中が丸くなると腰を支える筋肉に負担がかかり腰痛になりやすくなります。
背中が丸くなることにより、呼吸が浅くなり、酸素量が減ると酸素が不足することになり、エネルギーに変換する力が低下し代謝が下がってしまい免疫力が低下します。
脳梗塞、頭痛、眼の疲れ、首こり、肩こり、椎間板ヘルニア、関節痛、便秘、消化不良、肺機能の低下、免疫力の低下、自律神経の乱れなどの症状を引き起こします。
周りからは、だらしなく見える、老けて見える、顔が大きく見える、、バストが垂れる、背中が丸くなる、肩甲骨が見えなくなる、ポッコリお腹になる、お尻が垂れる、太って見える、足が太く見えるなど外見的にも良いことはありません。
猫背の改善方法は?
正しい姿勢は、耳、肩、股関節、外くるぶしが一直線上になる事なので、鏡などを見ながら自分の姿勢を意識しましょう。
椅子に座る時は、椅子に座るときは前かがみでお尻をグッと一番後ろまで引く、あごを引き背筋を伸ばす、肩の力を抜きリラックスする、椅子に肘掛がある場合、肘は肘掛に置き、90°になるように心がける、ひざが股関節と平行、またはわずかに高くなるようにする、机と椅子の間を空けすぎないようにする事を心掛けてください。
パソコンやスマートフォンを見る時は、長時間同じ姿勢になりやすいので、30分から1時間に1回位は立ち上がったり、肩を上下に動かしたりしてください。スマートフォンを見る時は、顔の高さまで上げ、頭が前傾していないことを意識してください。
背中のストレッチ
四つん這いになり、両手、両ひざを肩幅に開いて床につける。このとき、お尻の真下に膝が来るようにする。
息を吸いながら、両手で床を押すイメージで背中を反らせる。このとき目線は斜め上を見るようにしてください。
息を吐きながら、おへそを覗き込むように背中を丸める。このときの目線はおへそ。息をはききったら、再び背中を反らせる。これをゆっくり5~6回繰り返すしてください。
上体を反らしすぎたりすると、腰を痛めたりするので、痛みの出ない範囲で行ってください。
まとめ
猫背は子供から年配の方までと幅広く増えてきています。
猫背によって様々な体に不調をきたすので、出来るだけ早く対処する必要があります。
運動が苦手な方や姿勢矯正をしたい方などは当院にご相談してください。
姿勢改善メニューや運動が苦手な方などに体幹を鍛えるEMSという電気刺激による体幹トレーニングメニューもございますのでお気軽にご連絡ください。
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