山城 宏統
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この記事では、ケガの肉離れについて紹介していきます。
よく肉離れという言葉は耳にするけれど、実際はどのようなケガなのかわからないという方もいらっしゃると思います。
今回はその肉離れについて細かく解説していきます。
肉離れとは何か?
肉離れとは筋肉の一部が断裂してしまった状態をいいます。
太ももやふくらはぎの筋肉が切れたり、裂けたりすることによって炎症や内出血を起こします。
それによって患部が腫れ、激しい痛みを感じます。
部分的に断裂することが多いです。
しかし、筋肉が完全に断裂してしまうこともまれにあります。
肉離れを起こすと、その瞬間に筋肉の断裂音が聞こえることがあります。
その後痛めたところに痛みが生じます。
肉離れの原因
肉離れは運動やスポーツによって急なダッシュやジャンプなど、急激に筋肉に負荷がかかったときに起こります。
瞬発的に筋肉に負荷がかかります。
その負荷に筋肉が耐えられなくなり筋肉の一部が切れたり、裂けてしまったりするのです。
運動やスポーツをしているときに限らりません。
筋肉が疲れていたり、弱くなっていたりすると日常動作でも肉離れが起こることがあります。
筋肉の伸び縮みに筋肉がうまく対応できない場合、筋肉が断裂し肉離れが生じます。
肉離れは全身のどの筋肉でも起こる可能性があります。
特に太ももの裏やふくらはぎの筋肉に起こりやすいです。
そのほかにも、太ももの内側の筋肉など下半身の筋肉は肉離れを起こしやすいです。
しかし上半身や腹筋にも肉離れは起こります。
また肉離れは筋肉の柔軟性が低下しているときに起こりやすいです。
筋肉が硬いと筋肉がうまく収縮に対応することができなくなってしまうため、断裂が起こります。
肉離れの症状
肉離れは、ダッシュをする際などに起こります。
肉離れを起こした瞬間に筋肉の断裂音としてプチッやバチッといった音が聞こえることがあります。
断裂を起こした筋肉には痛みが出てきます。
痛みは筋肉を伸ばしたときや、力をかけるときに増強します。
そのため太ももやふくらはぎの筋肉が肉離れを起こします。
体重をかけることで痛みが強くなり、うまく歩くことができなくなります。
また、肉離れを起こすと見た目の変化を伴うこともあります。
断裂した部位が凹んだり、その部位に内出血を起こすこともあります。
肉離れは、年齢や筋肉の状態によって症状が異なります。
新生児や乳児、幼児は筋力が弱いため肉離れは起こりません。
しかし、筋肉の発達や成長、運動量の増加に伴い、小学校高学年くらいから肉離れを起こしやすくなります。
肉離れの検査・診断・治療
肉離れは筋肉が急激に収縮するような状況で起こります。
特に運動やスポーツで起こることが多く、発症に至った状況を確認することが重要です。
肉離れでは筋肉が損傷していることを確認するために、超音波検査やMRI検査を行います。
超音波検査は手軽にでき診断に有用なので頻用されるようになってきました。
MRI検査では肉離れを起こした部位を詳細にわかったり、損傷の程度を確認するのにとても有用です。
こうした検査をすることで、損傷の箇所や出血の有無、重症度などを評価することができます。
肉離れでは手術の必要はほとんどなく、主に保存療法を行います。
肉離れの受傷初期のころはRICE処置を行います。
RICE処置とは、R:安静(Rest)、I:アイシング(Icing)、C:圧迫(Compression)、E:挙上(Elevation)のことを言います。
炎症を抑え、痛めた筋肉の安静を図り、筋肉の組織の回復に努めます。
太ももやふくらはぎの肉離れで歩くのが困難な場合は松葉杖を使ってなるべく痛めた側へ体重をかけないようにします。
炎症が落ち着いたら、筋肉を押したときの痛みや腫れ、内出血、ストレッチでの痛みの度合いを確認します。
その後、筋肉に負担がかからない範囲で、筋力強化やストレッチを開始しましょう。
筋力や柔軟性を回復させていきます。
スポーツに復帰する際には、筋肉を押したときの痛みやストレッチをしたときの痛みがなくなっていることが必須になります。
超音波検査で血腫がなくなっていることも復帰の目安になります。
肉離れによって損傷した組織は修復過程で収縮してしまい、縮みこもうとしてしまいます。
元の組織の状態に戻すには、収縮した組織を引き伸ばすことが必要になります。
そのためストレッチで柔軟性を出すことが大切と言われています。
まずは十分なウォーミングアップ、クールダウン、ストレッチを習慣化して行うことが大切です。
ストレッチは決められた種目だけではなく、柔軟性の変化を考慮しながら運動前、後ともに行いましょう。
痛みの度合いも考慮しながら運動の強度やストレッチの強さを上げていけると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
肉離れはしっかりとした処置や治療を行えば重症化が起こりにくいケガです。
そのため、再発や重症化を防ぐためにも筋肉の柔軟性を低下させないよう治療に取り組む必要があります。
どうしていいかわからない場合は、ご相談でも大丈夫ですのでご連絡お待ちしております。
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