
山城 宏統

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『家族や周りの人に姿勢が悪いと言われる。』
『もしかしたら猫背かも。酷くなる前に改善したい。』
上記のような悩みをもっている方はぜひ一読を。
また、デスクワークでの腰痛&肩こりに悩んでいる方は、実は猫背が原因かもしれません。
また猫背になると、疲労がたまりやすくなり、血流や内臓の働きが低下するため、冷えや体調不良の原因になることもあります。
このような身体の痛みや不安に悩んでいるという方にオススメです。
猫背になる原因は?
猫背になる原因として最も考えられるものが、現代人特有の2つの悪習慣です。
長時間同じ姿勢でのデスクワーク(PC作業)
キーボードやマウス操作が必要なデスクワークでは、肩が内側に入った前かがみの悪い姿勢になりやすいです。
この姿勢が日頃から続いていると、背骨や骨盤の歪み&筋肉の衰え※の原因になり、結果として猫背になってしまいます。
前かがみの姿勢では、腹筋も背筋も緩んでしまい、筋肉は使われません。
その結果、背骨を支える筋肉の衰えに繋がります。
長時間のスマホ使用
現在では、1人あたり1日に約3時間もの時間をスマートフォンの使用に使っている時間があります。
そして、この長時間のスマホ使用は、長時間のデスクワークと同様に猫背になる原因として考えられています。
多くの人がスマホを使うときに、画面を覗き込むように首が前傾になった姿勢をとると思います。
この姿勢が習慣化すると、先ほどと同様の理由で猫背を引き起こす原因になります。
デスクワーク、長時間のスマホ使用をしていると首が前に出る姿勢になります。
そして肩が内巻きのような姿勢になり、胸の筋肉がギュッと力が入る(収縮)している状態になります。
その状態をまずは無くしてリラックスしたいですね。
その状態が続いてしまうと背中が丸まってしまい背中の筋肉も硬くなってしまいます。
胸が内巻きになってしまい呼吸も通常より綺麗に行うことができなくなります。
このような悪い姿勢(猫背)を解消する為に簡単に自宅でできるケアをお伝えします。
隙間時間でできる!猫背解消セルフケア
1.あごを後ろに引く(頭部そのものを後ろにスライドさせる)
上位頸椎屈曲運動と言います。
やり方は簡単です。
首の前面にあり首を下に曲げてくれる(うなずく動作)に良く働く筋肉を使う運動です。
①座った状態で顎に人差し指を置きます。
②その状態で指先から顎を離すように後ろに引きます。
この時、想像して頂きたいのはニワトリです。
首をしなやかに後ろに動かす印象がありますね。
まさにその運動を意識して行って下さい!
(後頭部を後方へ動かす意識)
※頭を後ろに引く動きをするので、頭を下に動かす(目線が下を向く事はやめましょう。)
よく「写真を撮るからあごを引いて!」といいますが同じことをします。
勘違いしている人がたまにいますが、あごだけを下げるのでありません。頭部そのものを、真後ろにスライドさせるのです。
イメージとしては「背骨の上にちゃんと頭蓋骨をのせる」という感覚です。
人間の頭はボーリングの球くらいの重さがありますから、そのバランスをしっかりと取る事が大事です。
曲芸のように、一本の棒で、ボールを支えるのを想像してください。
人間の身体は、それと同じことをしているわけです。
姿勢が悪いと、どれほどの負荷がかかるかも想像つきやすいですね。
2.体をリセット。スッキリストレッチ
①バスタオルを筒状に丸める。
②筒状にしたバスタオルを床、もしくはベッドに置き、その上に上向きで寝っ転がる。バスタオルは首の下くらいまでの位置に置きましょう。
③両方の膝を曲げてお山を作って上向きで寝っ転がる。
④肘を伸ばしたまま腕を90度くらいまであげる。(できたら110度くらい。真横より少し上に。)※この際手の平を上にしましょう。
⑤では、その状態で深呼吸を30秒ほどしましょう。意識はしっかりと息を吐き切る事です。
息を吐いている時は自律神経の副交感神経が優位に働くため、筋肉が緩みやすい状態になります。
これはお風呂上がりや時間がある際に行ってください。
胸が開いてスッキリした気持ちになります。
体をリセットする感覚で行いましょう。
まとめ
実は、猫背の人にとっては、猫背の姿勢は、意外と苦ではなく、むしろ落ち着きすら感じます。
足を組むときに、右か左かで組みやすい方がありますが、それは、骨盤が左右のどちらかにゆがんで固まってしまっているからです。
猫背の人は、猫背の状態でいることが楽で、正しい姿勢を維持するためには腹筋をはじめとする筋肉を使うので、かえって疲労や苦痛を感じてしまうことがあります。
しかし、楽だと感じる猫背であり続けると、気づかぬうちにさまざまな弊害が生まれてしまうことは前述の通り。
猫背になってよいことは基本ありませんので気をつけましょう。
良い姿勢が身につき(猫背が改善され)、腰痛や肩こりといった身体の不調もなくなるでしょう。
姿勢を正して体の外側と内側から綺麗を目指したいですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
著者 早川
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