手のボクサー骨折についてご紹介!

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山城 宏統

「株式会社ビグス 代表取締役」「やましろ接骨院・鍼灸院 総院長」 症状が出ている原因がはっきりしないまま治療することが嫌いです。うちに来ていただいた以上、どうしたら悩みを解決できるのか?その糸口が必ず見つかるよう全力で施術にあたります。柔道整復師という職業を子どもが目指したい職業にランクインさせることが目標です!

手は、日常生活を送るうえで一番多く使う体の一部です。

そして、一番ケガをしやすい体の一部でもあります。

手のケガの中でこのブログでは、手のボクサー骨折を紹介します。

ボクサー骨折とは、手のひらを構成する中手骨頚部(ちゅうしゅこつけいぶ)が骨折してしまうケガのことです。

手のボクサー骨折が生じる原因は何か?

手のボクサー骨折は、どのような症状が出るのか?

手のボクサー骨折は、どのような治療が行われるのか?

このブログを読んで、少しでも心当たりのあるケガをしている方は、病院へ行くことをおすすめいたします。

手のボクサー骨折の原因と症状

①手のボクサー骨折の原因

手のボクサー骨折は、手のひらを構成する中手骨頚部の細い部分、頚部(けいぶ)が骨折することで生じます。

ボクシングやカラテなど拳を握った動きで骨折してしまうケガを手のボクサー骨折と言います。

ボクサー骨折は、格闘家などをしている人に多い骨折です。

スポーツで手を硬く握った状態で物や人を殴ると、手の中手骨に強い衝撃が加わります。

すると、中手骨の骨が衝撃に耐えられず骨折してしまいます。

普通であれば手でパンチをしても、中手骨に対する衝撃は縦軸方向に緩和されます。

しかし、パンチが当たる位置が悪いと、中手骨の頚部に直接衝撃が伝わります。

骨折しボクサー骨折と診断されます。

他にも、車の運転中ハンドルを握ったまま交通事故をおこしてしまう。

転落事故で手をつくなど、手を握った拳のままで衝撃をあたえてしまうと中手骨を骨折します。

②手のボクサー骨折の症状

中手骨を骨折するボクサー骨折になった直後から激烈な痛みと腫れ、発赤などが生じます。

中手骨を骨折するボクサー骨折の痛みで、手や指を動かすことができなくなります。

指の骨の先が手のひら側に曲がっていってしまいます。

治療の際しっかり元の形に戻さなければ、こぶしがつぶれた状態になります。

手のボクサー骨折の診断と治療

①手のボクサー骨折の診断

手のボクサー骨折は、レントゲン検査による画像確認で診断します。

ボクサー骨折の診断では、手を見て痛みや腫れの状態を確認します。

さらに詳しく骨の状態を確認するために、レントゲン検査を行います。

レントゲン検査は、いろいろな方向から撮影し骨の転位の有無や向きを確認します。

その後、骨を元の位置に戻す処置を行います。

数週間後に骨が正しくつながっていることを確認するために再びレントゲン検査を行います。

また、ボクサー骨折で骨の変形が著しい場合や中手骨の粉砕骨折を生じている場合もあります。

ボクサー骨折だけではなく、他の部分も骨折している場合もあります。

3D-CT検査で骨折の状態を立体的に診断することもあります。

②手のボクサー骨折の治療

ボクサー骨折の治療は、手の中手骨がどのくらい変形してしまったかによって変わります。

中手骨の変形が少なく、手術を行わなくても骨を正常な位置に戻すことができる場合もあります。

そんなときは、麻酔をかけたうえで骨を正常な位置に戻します。

その後、ギプスで骨折部分を固定します。

親指以外の4本の指は、腱(けん)が同じです。

骨折した指だけを固定しても他の指を動かすと固定した指も動いてしまいます。

ですので、ボクサー骨折でのギプス固定は親指以外の指の関節も直角に曲げた状態で固定します。

その一方で、中手骨が大きく変形し、骨を正常な位置に戻すことが難しいです。

スクリューやプレート、鋼線などを使った手術を行い、骨折した骨を固定します。

手術を行った場合、ギプスでの固定は行いません。

どちらの治療法をえらんでも、骨折が治るのはだいたい4~6週間かかります。

しかし、適切な治療が行われないときや、骨がくっつく前に固定を外してはいけません。

中手骨が手の平側に変形した状態でくっついてしまいます。

すると、指にうまく力が伝わらなくなるなどの後遺症が残ります。

手のボクサー骨折のリハビリ

中手骨の骨折であるボクサー骨折は、ギプスやの固定治療などを行います。

4~6週間で骨折は治ります。

骨がくっついた後は、まず手や指の屈伸訓練が行われます。

ボクサーの場合は、固定する時間がもっと必要になります。

骨折から2ヵ月以上経過し、レントゲンで骨の状態が完治していたら、まず柔らかいところを正しく軽くたたくようにします。

ボクサー骨折は、再び骨折してしまいやすいので、十分な期間をリハビリに費やします。

強いパンチを打つ練習は、骨折から6ヵ月はできません。

まとめ

手の中手骨が骨折してしまう、ボクサー骨折についてご紹介しました。

ボクサー骨折は、ボクシング選手に多いケガです。

一般の人は、ボクシング骨折になることは少ないです。

しかし、不意の事故などで手をぶつける、転倒し手を地面に強くついてしまうことでおこります。

一般の人でも、手のボクシング骨折はおこります。

十分注意をして、日常生活を送ってください。

 

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