胸の痛みが治まらないのは肋骨が骨折してるかも?肋骨の骨折について徹底解説!

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山城 宏統

「株式会社ビグス 代表取締役」「やましろ接骨院・鍼灸院 総院長」 症状が出ている原因がはっきりしないまま治療することが嫌いです。うちに来ていただいた以上、どうしたら悩みを解決できるのか?その糸口が必ず見つかるよう全力で施術にあたります。柔道整復師という職業を子どもが目指したい職業にランクインさせることが目標です!

この記事では、胸の痛みが治まらないときなどに疑う肋骨の骨折について、分かりやすく解説していきます。

肋骨が骨折する原因や、骨折を予防するための対策についても詳しく紹介していきます。

胸に痛みを抱えている方はもちろん、胸に負担が掛かりやすい行動をしている自覚がある方は、この記事を参考にして正しい知識を身に付けましょう。

肋骨ってどんな構造?

はじめにこちらの項目では、知っているようで知らない肋骨の構造や役割について、分かりやすく解説します。

肋骨の骨折について知るためには、肋骨の構造を理解しておくことが重要です。

まずはこちらをしっかり確認していきましょう。

1-1.肋骨の構造

肋骨は一般的には「あばら骨」と呼ばれています。

胸の上あたりから腰の上あたりまでの上半身全体に広がっています。

肋骨は、左右均等に脊椎から伸びており、片側12本で両側24本の骨によって形成されています。

12本の肋骨には、それぞれ第一肋骨から第十二肋骨まで名称がつけられています。

骨折した際には内臓の影になったり、肋骨同士が重なったりするため、どの骨が骨折しているのか判別できないことも少なくありません。

 

肋骨は骨折をしやすい骨だと認識している方も多くいらっしゃいます。

それは1本ごとが非常に細く衝撃に弱い骨であることが原因です。

肋骨の骨折では、1本が折れた程度だと胸の痛みもそれほど大きくなく耐えられる場合がほとんどです。

しかし、深く骨折をしてしまうことで内臓に骨が刺さるようなことになれば、命を失う危険性もあります。

1-2.肋骨の役割

肋骨はほとんどの脊椎動物に存在しています。

外部から胸部へ向かっての衝撃から内臓を保護する重要な役割を果たしています。

第一肋骨から第七肋骨までは、脊椎から胸骨までを覆うように形成されており、その中では肺と心臓が保護されています。

第八肋骨から第十二肋骨までは、胸骨に直接つながってはいないため、前腹部は開かれています。

肋骨には、体の主要な筋肉が上下左右からついており、体が正常に可動するために大きな役目を果たしています。

肋骨が骨折する主な原因と症状

続いてこちらの項目では、肋骨が骨折する主な原因や、骨折した際の症状について紹介していきます。

胸に負担を掛けやすいスポーツなどをしている方や、胸やわき腹に痛みを感じている方は、こちらで肋骨の骨折について理解を深めましょう。

2-1.肋骨が骨折する原因

肋骨が骨折する原因はさまざまです。

転倒や交通事故などでの外部から胸部への大きな衝撃や、スポーツなどによる胸部への負担が原因の疲労骨折などがあります。

肋骨が骨折しやすいスポーツには、ゴルフや野球が挙げられます。

スイングをする際に体をひねることが原因となり骨折します。

また、疲労骨折にはくしゃみや長引く咳などの原因もあり、骨が細いので些細なことがきっかけで骨折を引き起こしやすいのです。

2-2.肋骨が骨折した際の症状

肋骨の骨折は、単純骨折・疲労骨折・粉砕骨折・複雑骨折など骨折の程度によって分類されます。

症状も胸に軽い痛みがある程度から、耐えることができないほどの強い痛みなど大きく異なります。

とくに、交通事故などの外部から衝撃を受けたことが原因の場合は、胸部の強い痛みがしばらく引かないのです。

日常生活に大きく支障をきたすことも少なくありません。

肋骨の骨折を防ぐ2つの対策

次にこちらの項目では、肋骨の骨折を予防するための対策を2つ紹介していきます。

ゴルフなどの胸に負担が掛かりやすいスポーツや、重量物を扱う仕事やトレーニングをしている方は、こちらを参考にして積極的に対策を行いましょう。

3-1.肋骨の骨折を予防する対策①カルシウムを摂取して骨を強くする

肋骨は細い骨の集まりのため、1本ごとは骨折しやすい骨であると解説しました。

骨自体を強化することで、些細なことが原因での骨折は予防することが可能です。

骨を強くするためには、良質なカルシウムを摂取することが最も有効です。

小魚・豆腐・牛乳・ひじき・小松菜などがカルシウムを多く含んでいる食品がおススメです。

 

近年では、カルシウムを摂取するためのサプリメント等も販売されています。

しかし、食品から摂取することで直接骨まで届きやすくなるので、カルシウムはなるべく食べて摂取するようにしましょう。

また、スナック菓子などに大量に含まれているリンは、カルシウムを便に出してしまう働きがあります。

食べ過ぎたときには牛乳を同時に飲むなどの対策が必要です。

3-2.肋骨の骨折を予防する対策②胸部への過度な負担は避ける

続いての対策方法は、胸部への過度な負担を避ける方法です。

スポーツの場合は過度な練習を控えたり、サポーターを着用して胸部への負担を軽減したりなどが有効です。

また、胸部への負担を軽減するには、胸筋・背筋・腹筋などの筋肉強化も重要です。

重量物を扱う仕事をしている方はとくに体幹を鍛えておきましょう。

肋骨の骨折の治療方法

最後にこちらの項目では、肋骨の骨折の治療方法について紹介していきます。

胸が痛むなど骨折の疑いがある方は、治療方法を確認するだけではなく、なるべく早く医療機関に足を運びましょう。

4-1.肋骨の骨折の治療方法

肋骨は他の骨とは違い胸部を覆っている複数の骨から形成されています。

完全に固定をすることが難しく、完全に回復するまで時間が掛かりやすい傾向があります。

治療方法としては、バストバンドと呼ばれる胸部を固定する装具を着用して固定を行い、安静にして回復を待つ保存療法がほとんどです。

 

バストバンドを着用していても完全に胸部を固定することは難しいですよね。

寝返りや咳などの動作で胸に響くような痛みを感じることがあります。胸の痛みが治まらない場合は、鎮痛剤などを用いて痛みを和らげます。

まとめ

今回は、胸の痛みなどの症状が起きる肋骨の骨折について紹介してきました。

肋骨は細い骨の集まりのため骨折しやすいことや、胸部へ負担を掛けないために筋力を強化することが大切なことが分かりました。

胸部への負担が掛かりやすいスポーツや労働をしている方は、この記事の対策を参考にして、肋骨が骨折しないように予防を行いましょう。

 

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