山城 宏統
最新記事 by 山城 宏統 (全て見る)
- どんな人が怪我をしやすい?空手が原因で発症しやすい怪我について - 2024年3月21日
- 水泳が原因で発症しやすい怪我について!怪我の原因は?怪我を予防するには? - 2024年2月19日
- どんな人が怪我しやすい?卓球が原因で発症しやすい怪我について - 2024年1月21日
1年を通して肩こりを感じる季節で1番多いのは春だと言われています。
冬から春にかけて困る事は男女とも肩こりが多く、つぎに花粉症と言われています。
春になると温かくなるから肩こりが減ると思いますが、逆に肩こりを感じる人が増えます。
なぜかを解説していきたいと思います。
春に増える原因
春は「三寒四温」と言われ、、1週間・1日の気温差が激しい季節になります。暖かかたっり、寒かったりと気温に合わせて身体は大忙しで変化に対応しようとします。その為自律神経が乱れやすくなり、自律神経は体温調節を司るので体の不調が出やすくなります。
冬物から春物に洋服が薄着に変わり、薄着の女性が多くなります。冬以上にダイレクトに寒さを感じることで、体が冷えて血めぐりが悪くなり、肩こりの症状を感じやすくなります。
花粉症は副交感神経が異常に興奮するために、鼻水・涙などの分泌物がたくさん分泌される反応です。
花粉症によるアレルギー反応で副交感神経が優位にたってしまうと、アレルギーは身体にとってストレスになります。
アレルギーを感じると身体は花粉をどうにかしようと躍起になります。
そうすると今度は交感神経を活発にしようと動き出すのです。
くしゃみや鼻づまり症状が集中力を低下させ、ストレスを感じやすくなることがあります。
ストレスは、血めぐりを悪化させるため、肩こりを感じる人が増えてきます。
春といえば、卒業、入社、異動、転勤といった環境の変化が多くなる時期。慣れない環境やその変化に対応するために身体はストレスを感じ、交感神経が優位になり、血管が収縮して血行が悪くなり、肩こりなどの体のこりを引き起こします。
特に首や肩、腰のあたりは血液の流れが滞りやすく、細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなったり、乳酸などの老廃物がうまく排出されず、溜まっていくため、筋肉がどんどん疲労し、硬くなり、こりや痛みを生じるようになります。
遅くまでパソコンやスマートフォンを見ていたり、緊張しっぱなしで頑張っていると交感神経が優位になります。
交感神経が優位に立てばずっと緊張した状態が続いてしまいます。そうなると筋肉も緩まず、肩こりも感じてしまいます。
改善方法は?
冷えは万病の元で、肩こりの大きな原因でもあります。
女性は特に、春はファッションに気合を入れてしまいがちです。
おしゃれをしても、カーディガンやセーターを羽織るようにしましょう。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、血行が悪くなります。
血行が悪くなれば冷えにも繋がりますので、温かい格好で過ごしましょう。
何かと忙しくなるのが春という季節です。
忙しくなれば身体は交感神経に傾きますから、それを補うのにリラックスすることは効果的です。
全身浴で血行を良くするのは、冷え対策にも効果的ですし、
ストレスを軽減する事にも役立ちます。
シャワーで済まさず、湯船に入るようにしましょう。
40℃未満のお湯に20分程入ることで、体はリラックスモードになり、さらに温熱効果により血めぐりがアップすることで肩こりをほぐします。
お風呂にお塩や、柑橘類、アロマやハーブなどを入れるのも効果的です。
夜、夜更かしをして、パソコンやスマートフォンなどで遊んだり、
ずっと緊張したままでいると、交感神経が優位になります。
交感神経は身体を緊張させますから、筋肉が緩まず、
肩こりにも繋がります。
良質な睡眠のためには、寝る1時間前にはパソコンやスマートフォン
を操作するのをやめましょう。
筋力低下によって血流が悪くなるので、適度の運動が必要になります。
ウォーキングやストレッチ、ジムに行き運動することによって全身の血流が良くなるので、出来る範囲で心掛けてください。
セルフケア方法
肩のストレッチ①
①正面を向き、首を右に傾け、5秒ほどキープ。
②左も同様に行う。
③正面を向き、首をゆっくり前に倒してキープ。気持ちよく伸びたと感じたら、ゆっくり元に戻す。
④さらに、両手を頭の後ろに当てて、押し出すように首を前に倒し、5秒ほどキープ。
肩のストレッチ②
①背筋を伸ばしてイスに座り、両肩を上に引き上げてすくめ、息をしたまま5秒ほどキープ。
②肩をストンと落とす。
これを繰り返すことによって肩の血流がよくなります。
無理してやらないように注意してください。
まとめ
春は色々環境が変わりやすい為、体調管理が難しい季節でもあります。
運動や食事、睡眠など日頃の生活が大切です。
不規則な生活にならないよう心掛けてください。
運動が苦手な方や姿勢を改善したい方は当院へご相談下さい。
この記事へのコメントはありません。