山城 宏統
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この記事は、バドミントンに多いケガの原因や症状についてわかりやすく紹介します。
バドミントンで多いケガの対処法や治療法も解説します。
すでにバドミントンによるケガを負っている方は参考にしてください。
バドミントンで多いケガの特徴をしっかり学び予防に取り組みましょう。
バドミントンに多いケガと種類
1―1.バドミントンに多いケガ
バドミントンは、テニスよりもラリーの数が多いです。
トッププレイヤーのダブルスでは100回を超えるラリーもあります。
同じ動作の繰り返でケガのリスクも多くなります。
3大ラケット競技(テニス、バドミントン、卓球)の中でも、もっともケガが多いと言われるバドミントン。
バドミントンコートの広さとラリーの多さがケガに関係しています。
・ラリーの途中で、急な方向転換をしたときのケガ
・試合の後半で、疲労からくるスタミナ切れでおこるケガ
などがあります。
1―2.バドミントンに多いケガの種類
バドミントンで多いケガの部位としては、
・足首
・膝
・腰
・肩
・肘
・手首
などがあります。
一度ケガをすると再発するリスクが高まるのは、どのスポーツでも共通です。
バドミントンのケガの種類には、
・足首の内反捻挫、じん帯断裂
バドミントンの初心者に多く見られます。
フットワークがまたしっかりできていないので、ちょっとした相手のフェイントで体勢を崩してしまいます。
そのときに、足首をひねってしまい起こることが多いです。
・アキレス腱炎
バドミントンではアキレス腱(けん)を痛める方が多い競技です。
シャトルの弾道に高さがあり、背後を突かれる場合も多いからです。
空中の無理な姿勢からの着地や、ドロップショットに対応した踏み込みなどで、アキレス腱に負担がかかり炎症が起きてしまいます。
・肘の腱鞘炎
バドミントンの場合、ラケットが軽いので、テニスと比べて肩より肘のケガが多いです。
ラリーの中、手打ち(手だけで打つ)することで肘に負荷がかかります。
肘の外側もしくは内側の腱が炎症を起こします。「テニスエルボー」と呼ばれるケガです。
・オスグット・シュラター病
スポーツでは膝のケガが多いです。
10歳から16歳の男子に多いケガです。
オスグット・シュラター病の症状は、けい骨粗面という膝前の出っ張りに痛みが生じることです。
成長期の男子に多く、成長痛の1つと知られています。
成長が終われば、痛みも引きますが人によっては運動時の痛みだけではなく普段の生活でも痛みが出る場合があります。
・腰椎分離症(ようついぶんりしょう)
激しい運動のバドミントンは腰の障害も多いです。
腰椎を支える軟骨が椎間板で、体重の負担を吸収する役割を果たします。
軟骨のクッション性が落ちると、腰痛を引き起こします。
スマッシュやサーブの時に腰のひねりを繰り返すことで腰椎分離症となる場合が多いです。
バドミントンに多いケガの治療方法
バドミントンに多いケガの治療方法を説明します。
2-1.バドミントンに多いケガの応急処置
まずは、バドミントンに多いケガの応急処置を紹介します。
・痛みがある場合は安静にする
・痛みを感じる部分を冷やす
・包帯やテーピングなどで圧迫、固定をする
・心臓よりも高い位置で安静を保つ
この応急処置は、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(高挙)の頭文字をとって、「RICE(ライス)」とも呼ばれています。
オスグット・シュラター病にもアイシングがもっとも有効です。
2-2.バドミントンに多いケガの治療方法
バドミントンに多いケガをした場合、応急処置で痛みや腫れが治まれば問題ないですが、中には症状が改善されないこともあります。
そのような場合は、できるだけ早く病院で治療を受けることが大切です。
テーピングや装具などを着用してケガした部位を安静にしてましょう。
オスグット・シュラター病の治療法は、炎症を抑えるクリームや、超音波・低周波などをあてることで効果があります。
バドミントンに多いケガを予防するための対策
バドミントンに多いケガを予防するための対策を紹介します。
3-1.バドミントンに多いケガを予防する対策
①ストレッチ、マッサージ
お風呂上りや練習後にストレッチをすることで、筋肉や腱の柔軟性を高めることができます。
練習や試合前にストレッチを行うことで、体をほぐすことができ、ケガを予防する効果が得られます。
また、足などに負担を掛けたときはマッサージをしましょう。
マッサージをして足の血液の流れを良くしてケガを予防ができます。
3-2.バドミントンに多いケガを予防する対策
②過度な練習をしない
過度な練習が多い方は足周辺に負担がたまりやすく、ケガをする確率が高くなります。
筋トレをして体幹を強くするなどバランスの取れた練習をすることが大切です。
足に疲労がたまっている状態だと、普段と同じ動作をすることが難しくなります。
バドミントンで多いと言われているじん帯断裂や捻挫を引き起こしやすくなるので、注意しておきましょう。
3-3.バドミントンに多いケガを予防する対策
③サポーターをつける
オスグット・シュラター病にもストレッチがもっとも重要です。
オスグッド用の膝サポータも有効です。
まとめ
今回は、バドミントンに多いケガの種類やケガの治療方法、予防を紹介しました。
ケガをしないためにできる予防方法は
・ストレッチなどの準備体操をしっかりする
・筋力アップし、体幹をつよくする
・サポーターを使用する
などがあります。
バドミントンを楽しく続けるために、今回紹介した対策をぜひ実践して見てください。
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