脂質の種類ごとの役割とは?脂質を効率よく摂取するための知識を紹介します!

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山城 宏統

「株式会社ビグス 代表取締役」「やましろ接骨院・鍼灸院 総院長」 症状が出ている原因がはっきりしないまま治療することが嫌いです。うちに来ていただいた以上、どうしたら悩みを解決できるのか?その糸口が必ず見つかるよう全力で施術にあたります。柔道整復師という職業を子どもが目指したい職業にランクインさせることが目標です!

この記事では、過剰摂取すると肥満などの生活習慣病の原因になることで知られています。

脂質の種類ごとの役割や摂取の方法を解説していきます。

脂質は生活に必要なエネルギー源になる役割があるため、必ず摂取しなければいけない栄養素です。

脂質を上手に摂取するためにも、この記事で脂質の役割をきちんと理解しておきましょう。

脂質の分類

はじめにこちらの項目では、脂質の分類や、それぞれの役割を知っておく理由を分かりやすく解説していきます。

これから脂質の分類や役割について学んでいく方は、しっかりこちらの項目から読み進めていきましょう。

1-1.脂質の分類

脂質は体内に摂取されると、1gあたり約9kcalのエネルギーとしての役割を果たします。

それ以外にも脂溶性ビタミンの吸収を促す役割や、臓器や血管を保護する役割も果たしています。

脂質には、大きく2種類に分類することができます。

血液中のコレステロールを増加させる、「飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)」と、血液中のコレステロールを低下させる、「不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)」があります。

 

脂肪酸は水素と炭素が結合して1本の鎖状になったものであります。

この鎖のことを炭化水素鎖と呼び、この長さや二重結合の有無により脂肪酸の分類がされているのです。

飽和脂肪酸には二重結合がなく、不飽和脂肪酸には二重結合があります。

不飽和脂肪酸の中でも二重結合が1つしかないものを、「一価不飽和脂肪酸(いっかふほうわしぼうさん)」と言い、二重結合が2つ以上あるものを、「多価不飽和脂肪酸(たかふほうわしぼうさん)」と呼びます。

また、脂質には下記の3種類あります。

・脂肪酸とアルコールで形成されている単純脂質

・脂肪酸とアルコールの他に糖などの成分が結合して形成されている複合脂質

・単純脂質や複合脂質が加水分解して形成された誘導脂質があります。

1-2.脂質の分類ごとの役割を知っておく理由

脂質の役割を詳しく知るためには、飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸の3つの役割を理解することが重要です。

脂質は体内の組織を保護する役割があります。

その一方で間違った方法で摂取してしまうと、体脂肪となり肥満などの原因になってしまいます。

そうならないためにも、摂取後にコレステロールがどう働くのか、余った脂質はどうなるのかなどを理解しておく必要があるのです。

飽和脂肪酸の役割

続いてこちらの項目では、飽和脂肪酸の役割や摂取の方法を紹介していきます。

コレステロールを増加させる脂肪酸であると説明しました。

メリットとなる役割もきちんと確認しておきましょう。

2-1.飽和脂肪酸の役割

飽和脂肪酸の主な役割としては、体を動かすために必要なエネルギー源になります。

適度な摂取は脳出血などの疾患を予防する役割も確認されています。

しかし、飽和脂肪酸は大量に体内に摂取されると、血液中の中性脂肪やコレステロールを増加させます。

増加すると肥満や糖尿病などを発症するリスクが高まるので注意が必要です。

2-2.飽和脂肪酸を摂取する方法

飽和脂肪酸は動物性の脂質に多く含まれております。

食べ物では、豚肉や牛肉から効率よく摂取することが可能です。

他にも、乳製品にも多く含まれております。

やし油やココナッツ油などの熱帯植物に油脂にも多く含まれています。

飽和脂肪酸の過剰摂取は生活習慣病のリスクが高まります。

肉料理には植物油などの不飽和脂肪酸を使用するなどの対策が必要です。

一価不飽和脂肪酸の役割

次にこちらの項目では、一価不飽和脂肪酸の役割と摂取の方法を紹介していきます。

一価不飽和脂肪酸の目標摂取量は、多価不飽和脂肪酸よりも多くなっています。

どのような食材から摂取できるのかを確認しておきましょう。

3-1.一価不飽和脂肪酸の役割

一価不飽和脂肪酸の主な役割としては、血液中の余分な中性脂肪や悪玉コレステロールを下げることです。

コレステロールを下げて血液をサラサラにする役割もあります。

血液がサラサラになることで、血栓を予防することができます。

脳梗塞や心筋梗塞の発症を防ぐ役割に期待ができます。

3-2.一価不飽和脂肪酸を摂取する方法

一価不飽和脂肪酸は酸化しにくいという特徴を持っています。

料理での加熱でも使用しやすくなっています。

一価不飽和脂肪酸は、オリーブオイル・サンフラワー油・なたね油などの植物性の油脂に多く含まれております。

調理の際に使用したり、調味料として使用したりすることで摂取ができます。

また、牛脂の脂質のうち約50%は一価不飽和脂肪酸となっています。

摂取量を調節する場合は牛肉を使用するのもいいでしょう。

多価不飽和脂肪酸の役割

最後にこちらの項目では、多価不飽和脂肪酸の役割や摂取の方法を紹介していきます。

脂質の中でも多価不飽和脂肪酸は、健康に欠かすことができない役割となっています。

きちんと理解しておきましょう。

4-1.多価不飽和脂肪酸の役割

多価不飽和脂肪酸は、n-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸の2種類に分かれております。

それぞれに異なる役割があります。

N-3系脂肪酸の役割としては、皮膚の保護・不整脈の予防・生活習慣病の予防などがあります。

積極的に摂取したい脂質となっています。

N-6系脂肪酸の役割としては、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させる働きがあります。

しかし、過剰に摂取するとアレルギーなどの炎症を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

4-2.多価不飽和脂肪酸を摂取する方法

多価不飽和脂肪酸は必須脂肪酸とも呼ばれております。

これは、体内で生成することができません。

食事などから摂取する必要がある脂質となっているのです。

N-3系脂肪酸は、えごま油やあまに油に多く含まれております。

n-6系脂肪酸は、ひまわり油やとうもろこし油などに多く含まれています。

また、魚から摂取する脂質は多価不飽和脂肪酸が多くなっています。

たくさん摂取するようにしましょう。

まとめ

今回は、肥満の原因と言われている脂質の種類ごとの役割や、摂取の方法を紹介してきました。

脂質にはコレステロールを増やすものと減らすものがあります。

多価不飽和脂肪酸の中には体内で生成できない種類があることが分かりました。

脂質はエネルギー不足や、体内の病気の予防のために必要な栄養素です。

しっかりとバランスよく摂取するようにしましょう。

 

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